2009年04月30日
女性に多い急性膀胱炎とは?
女性に多い急性膀胱炎とは?
急性細菌性膀胱炎は好気性グラム陰性桿菌、
主に大腸菌型細菌や稀にグラム陽性好気性菌によって
生じる膀胱の感染症である。
これは通常は、尿道から膀胱への上行性感染で、
感染の成立には膀胱内外の防御因子と易感染性因子が関わる。
小児のアデノウイルス感染は急性出血性膀胱炎を生じる。
急性膀胱炎の頻度は女性に圧倒的に多い。
膀胱炎は、性行為の後や月経時にも起こりやすい。
膀胱炎が女性に多いのは、女性では尿道が平均4〜5cmと
男子(約15cm)にくらべて短く、尿道口が膣口と肛門に近く、
腟口と尿道口が大陰唇によって塞がれているためと考えられる。
膀胱炎の症状は頻尿、尿意切迫、夜間頻尿、
排尿痛などの膀胱刺激症状が典型的で、ときに尿失禁や腰背部痛、
恥骨部痛、不快感を訴えることがあるが、
高熱はみられない。
肉眼的あるいは顕微鏡的血尿がみられることが多い。
光学顕微鏡による尿沈渣検査では膿球、細菌尿がみられる。
女性では短期抗菌薬療法が有効で、治療に速やかに反応するが、
再発もしやすい。
再発は外陰部の構造や清潔保持の方法により、大きく異なるので、
膀胱炎再発防止策を医師からよく聞いておくとよい。
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