2008年12月08日
顕微授精法、顕微授精とは?
顕微授精法、顕微授精とは?
男性不妊の内の重症精子減少症の治療法である。
透明帯開孔法、囲卵腔内精子注入法、卵細胞質内精子注入法がある。
透明帯開孔法は卵子の透明帯に処置を加え、
穴または裂け目を形成して、精子が透明帯を通過しやすくして、
受精を促進する。
この方法は受精する精子の数をコントロールするのが難しいため、
現在はあまり利用されていない。
囲卵腔内精子注入法は重症精子減少症の治療法の1つである。
運動精子を数個細いガラス管に捕らえ、
反対側よりホールディング・ピペットでおさえていた
卵の囲卵腔内にガラス管の先端を挿入し、
捕えていた精子を注入する方法である。
この方法も、受精する精子の数のコントロールが難しい。
どの方法も顕微鏡下に卵と精子を操作し媒精するので、
顕微授精とよばれる。
顕微授精法の開発時には、卵細胞質内精子注入法が用いられた。
この方法は卵細胞質の中まで細いガラス針を穿刺することや、
精子を注入しやすくするためのポリビニルピロリドンが
卵細胞質に入ることより、卵にとって侵襲的な方法と思われていた。
しかし、現在では、卵細胞質内精子注入法が最も確実に
受精を促進する方法として広く一般に用いられている。
出産報告はがきの「アンビエンテ」