2008年12月07日
専門医は優れた名医か?トラバサミか?
専門医は優れた名医か?
専門医が名医、または良医かというと、そうでもないから、
患者は困る。
専門医は極めてかぎられた医療分野については詳しい
知識を持っているかも知れない。
だが、自分の専門外のことは、ほとんど研修医にも
及ばない医者もいて、これを「専門馬鹿」と自嘲する
医者までいるからこまりものだ!!
医療法改正で、医療機関の外にも、専門医を表示できるようになったが、
患者としては、専門の表示や広告に惑わされぬ用心が必要だ!
名医は殆どいないから、せめて良医を見抜く技を
「密かに」告白しよう。
良医の条件は下記の通りである。
1)患者が診察室に入り、患者用の椅子に座るまで
キチンと患者の歩き方から話し方まで注目していること。
これで診断が予測できることも多い。
最近は電子カルテばかり見て、
患者の顔すら見る余裕のない医師がいるのは残念だ。
2)納得いくまで患者の訴えを聞いてくれること。
3)聴診器や打鍵器も用いて身体の診察手を抜かないこと。
4)検査をする前に、検査の必要性と意義を素人言葉で説明すること。
5)検査の結果を、単に「異常ないですとか、変だ」とかではなく、
個々に説明すること。
検査の説明は数字で出る血液検査等は当然ながら、
レントゲン、心電図、CTなどの画像診断についても素人にも
理解できるよう説明すること。
6)診察と検査に基づいた最後に診断名と、その説明をすること。
7)最後に、今後の対策、病気の見通しまで説明できるとよい。
ブロガーの皆様!間違っても「土手医者」や
「虎バサミ」にはかからぬよう、要注意です。
「土手医者」には荒川土手と同様に、この先、
どうなるかが見えないので、大変心配だ。
「虎バサミ」医師やは、文字通り「かかったら死ぬ」から、
地獄の門をくぐるようなものだ。
皆さんは「やぶ医者」と聞けば、小馬鹿にするが、
「ヤブ」は竹藪のことで、病気の診断、予後が見えるのだ。