2008年10月21日
妊娠、流産、習慣流産、不育症とは?
妊娠、流産、習慣流産、不育症とは?
流産とは妊娠22週未満の妊娠中絶(分娩)のことを総称しますが、
妊娠週数にり流産の様式や管理が異なります。
そこで、妊娠12週未満の流産を早期流産、妊娠12週以降、
22週未満の流産を後期流産と分類します。
また、連続3回以上の自然流産を繰り返している場合を
習慣性流産とよびます。
さらに、妊娠はするが流産や早産を繰り返し、
生児が得られない場合を不育症といいます。
自然流産は全妊娠の約15%に起こり、その80−90%が
妊娠12週未満の早期流産で、残りが12週以降の後期流産です。
流産の原因は胎児および母体の双方にあり、
きわめて多様ですが、流産の発症時点では、
既に見込みが決定している場合が多いようです。
早期流産胎児または絨毛の50−60%に
染色体異常が発見されるます。
母体側因子としては、高プロラクチン血症(多くは脳腫瘍)を
含む黄体機能不全、甲状腺や副腎機能異常、
糖尿病などの内分泌異常、子宮奇形、子宮筋腫、子宮腔癒着症、
頸管無力症などの子宮自体の異常があります。
また、トキソプラズマ、マイコプラズマ、クラミジア、
風疹ウイルス、サイトメガロウイルスなどの胎児や
胎盤感染によって流産を起こす可能性があります。
後期流産の原因としては、細菌性腟炎による
絨毛膜羊膜炎も注目されています。
一方、パートナーの精子の遺伝子は女性のとは違いますから、
妊娠は一種の同種移植となり、
基本的なヒト組織適合抗原に関連するような何らかの
免疫異常でも流産が起こります。
また、自己免疫疾患や抗リン脂質抗体、抗核抗体などの
自己抗体陽性女性には流産が多いのも事実です。
続発性無月経に不正性器出血や下腹部痛などを伴う例では、
内診、尿中hCG測定や経腟超音波検査で、胎嚢や胎芽(児)を確認します。
同時に出血や子宮口開大や子宮内容排出の有無や
程度によって切迫流産、進行流産、
完全流産、不全流産、
稽留流産などと確定診断をします。
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