2008年11月08日
乳癌−治療法と最近の進歩とは?
乳癌−治療法と最近の進歩とは?
乳癌治療の前に正確な診断が大切だが、治療は大別して3種ある。
すなわち手術、ホルモン療法および化学療法だ。
以前は乳癌と周囲の組織を大きく切除する定型乳房切除
(乳房+胸筋+腋窩リンパ節郭清)が行なわれてきた。
平成時代になり、定型乳房切除とより侵襲の少ない非定型乳房切除
(乳房+腋窩リンパ節郭清)で生存率に差がないことが分かり、
非定型乳房切除が普通に行なわれるようになった。
さらに画像診断の発達によって縮小手術である
乳房温存術が行えるようになった。
さらに、腋窩リンパ節郭清も転移がなければ行わなくてもよいとされてきた。
ホルモン療法は乳癌がホルモン(エストロゲン)に対して
感受性がある場合にのみ行なう。
これは再発予防には非常に効果的で、きわめて一般的な治療法だ。
しかし、ホルモン療法の欠点は薬の副作用である
更年期症状が強くでたり、長期投与により子宮内膜増殖や
子宮体癌の発生増加が報告されており、定期的な検診が必要だ。
化学療法はいくつかの抗癌剤の併用を基本とした治療法だ。
抗癌剤は使用方法によっては副作用を極力抑える事もでき、
病状によっては投与しないこともあるので、
主治医とよく相談することが大事だ。
上記以外にも放射線療法、免疫療法などもあるが、
主治医によく聞いて最善の治療法を選択すべきだろう。
乳癌は治療開始が出発点で、10年間は再発を調べる必要がある。
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