2009年05月17日
甲状腺機能低下症(その2)見逃されやすい病気の症状は?
甲状腺機能低下症(その2)見逃されやすい病気の症状は?
◆甲状腺機能低下症の症状:
甲状腺は外見で分かるほど大きくなることもある。
しかし、大きくならない場合や逆に萎縮して小さくなる
場合もあるのので、甲状腺の大きさだけでは甲状腺ホルモンの不足があるかどうかは分からない。
甲状腺の大きさとは関係なくよく見られる症状には
次のようなものがある。
疲れやすい 、
肌荒れしたり皮膚が乾燥する、
話し方が遅くなる、
声が低くなる、
寒がりになる、
汗をかきにくい、
髪の毛が抜け易い、
脈が遅い、
顔やまぶたがむくむ、
動作がのろまになる、
便秘がちになる、
体重が増えるなど多彩だ。
このように必ずしも甲状腺の局所の症状を伴わないことが
甲状腺機能低下症が見逃されやすい理由だ。
◆甲状腺機能低下症で見られる一般検査の異常:
健康診断や人間ドックでは肝臓や貧血の検査などは行われるが、
甲状腺自体の検査は含まれてない。
甲状腺ホルモンが不足すると検診などの一般の検査に
異常が出る場合が稀ではない。
よく見られる甲状腺機能低下症の一般検査の
異常には次のようなものがある。
コレステロールの値が高い、
肝臓の数値に異常がある(GOT、GPT、LDH)、
貧血がある、
心臓や筋肉の検査値に異常ある(CPK=CK)。
◆ 甲状腺機能低下症と間違われやすい病気:
前述の症状や検査の異常から、間違われやすい病気として
高コレステロール血症、
肝臓病、
貧血、
精神・神経の病気 、
便秘症、更年期障害などがある。
原因不明の貧血として癌を疑われて、甲状腺以外の多くの
検査を受けている場合もある。
、
上記の症状や検査に異常があり原因不明の場合は、
一度は専門医に甲状腺を調べてもらうとよいですね。
病院に行く時は「内分泌代謝」の専門医がいる所がよいでしょう。
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