2008年09月08日
大麻より怖いハチ刺症で毎年数十名が死亡とはショックだ!
大麻より怖いハチ刺症で毎年数十名が死亡とはショックだ!
日本に生息するハチの中で人を攻撃するのはミツバチ、アシナガバチ、スズメバチなどだ。
ハチに刺されたときの症状は、(1)発赤、痛み、腫脹などハチの毒による局所の症状と、(2)じん麻疹、紅斑、かゆみなどの皮膚症状の他に、腹痛、悪心や嘔吐などの消化器症状、喘鳴、喉頭浮腫、呼吸困難などの呼吸器症状、ショック(循環器症状)など全身のアナフィラキシー反応がある。
アナフィラキシーには前触れ症状として、時に口内違和感、唇や手足のしびれ、耳鳴、めまい、便意、尿意などもみられる。
アナフィラキシーの進行は急速で、適切な処置のタイミングを誤ると生命に危機を来たし、日本ではハチによる刺傷で毎年数十名が死亡している。
局所にハチの針が残ってる場合は指で弾き飛ばすようにして除去する。
アナフィラキシーを起こしていなければ、一般の消炎鎮痛剤の内服でよい。
刺された局所にはステロイドと抗生剤の軟膏を塗るのがよいが、ともかく急いで病院に行くのがよい。
アナフィラキシーに対しては(1)気道の確保と酸素投与、(2)静脈路の確保と乳酸リンゲルの点滴(3)心電図や血液の酸素飽和度などのモニターを装着する。輸液にはステロイドなど適切な薬剤を追加する。
喉頭浮腫が高度で窒息のおそれがある場合は気管挿管、状況によっては気管切開もする必要な場合がある。
病院を受診できる人はよいが、山奥で森林作業に従事している人はハチに刺される確率が高いのに、刺されても病院までは遠い。
山奥で、万一ハチに刺されてアナフィラキシーを起こしても、直ちに病院を受診できない。
これらの林業従事者に対してはエピネフリンの自己注射「エピペン注」があり自己注射が認められている。
医師は「エピペン注」の処方医師としての登録を行ったうえで、上記の森林作業者に「エピペン注」を処方できる。
先週、時間外に病院に来たのは30歳位の女性で、スズメバチに右手の甲を刺されていた。
幸い、ショックもアナフィラキシーもなく、ロキソニンの内服と、リンデロンVG軟膏の塗布で済んだ。
私も子供の頃は、アシナガバチには何度も刺されたが大事には至らなかった。
私はカラスには2度も頭をコツかれたが、幸い出血はなかったが、そのカラスは誰をコツいてきたか不明なので、HIVや肝炎ウイルスの感染がないことは病院で検査した。
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