2008年09月06日
医師部入学後、何年で医師として飯が食えるか?
医師部入学後、何年で医師として飯が食えるか?
医師になるには何年かかる?
まず、医学部の医学科を卒業する必要があるが、これに最低4年間かかる。
各学年で留年すれば、その分は余計に年数がかかる。
6年間の単位を取得したら、卒業試験を受けられる。
卒業しただけなら、単に医学士で医師ではない。
卒試に合格したら、医師国家試験を受験でき、合格したら医師免許を取得できる。
しかし、まだ開業はできない。
医師国家試験に合格したら、2年間の研修医制度で決められた、医療機関で研修が必要だ。
研修医制度は、さらに3年間の後期研修医制度があるので、最近は合計5年間の研修医生活を送る医師が多い。
ともかく、卒後2年間の研修を終了した時点で、独立して診療が可能である。
医学部入学から計算すると、入試、入学後の単位取得、卒試、国試を、全てストレートで突破しても最低8年はかかる。
後期3年の研修も行うと、合計11年もかかる。普通のサラリーマンや役人は4年間で、弁護士は4年間の学部と2年間の研修の合計6年に比べると7年から5年間は多くかかる計算だ。
それでも、研修が修了したからと言ってすぐに開業する医師は少ない。
研修医時代には、国から月給として研修医手当が出るが、大学病院によっては、この研修医手当の一部しか研修医に渡さない所もある。
研修医は指導医が必要で、光熱費その他も病院負担となるためだ。
民間や地方の研修指定病院では、研修医に月給35万円程度を支給する病院もある。
地方の民間病院に取っては、研修医は貴重な労働力なので、喉から手が出る程欲しいし、大学の医局には次の年の研修医の派遣を求めてあの手この手で教授にお願いしているようだ。
当然、初期研修の2年間は、アルバイトもできないが、実際は、コッソリアルバイトをしている研修医もいるようだ。
ただし、生理学、薬学、生化学などの基礎医学の分野で研究するだけなら、医師免許は不要である。
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