2008年11月01日
突然死することもある不整脈は恐ろしい!
突然死することもある不整脈は恐ろしい!
心臓には左右の心房と左右の心室の4つの部屋がある。
健康人では心房のペースメーカー細胞から一定のリズムで電気信号が起こり、これにより心室は規則正しい収縮をしていて、洞調律(とうちょうりつ:リズム)という。
不整脈とは、正常の洞調律以外の心臓電気現象の異常の総称で心配のないものが多いが、中には危険なものもある。
不整脈には調律の異常と心房および
心拍数の異常がある。
調律の異常にはペースメーカー部位の異常や期外収縮、
伝導ブロックがある。
心拍数の異常には徐脈、頻脈、頻拍、
粗動、細動がある。
最近、町のアチコチで見かける赤い箱は除細動器が入っている。
全ての不整脈が脈の不整を伴うとは限らず、頻拍症みたいに規則正しい不整脈もある。
分類としては心拍数が1分あたり50回以下の徐脈性不整脈と100回以上の頻脈性不整脈がある。
後者はさらに上室性不整脈と心室性不整脈に分けられる。
治療については、徐脈に基づく症状(倦怠感、めまい、失神、心不全など)があある場合はペースメーカーの植え込み治療が、
頻脈による症候(動悸、胸痛、失神、心不全など)をみとめる場合は抗不整脈薬の内服や、
高周波カテーテル・アブレーションなどの治療をする。
さらに無症候性であっても不整脈が生命予後を悪化させたりQOL(生活の質)を損なう可能性がある場合は、積極的な治療の適応となる。
不整脈の診断には運動負荷心電図や、ホルター心電図で24時間連続モニターするのがよい。
心電図で、高度の房室ブロックやWPW、ブルガタをみたら、要注意だ。
運動選手などでは、1分間の心拍数が45回位の人も多い。
彼らは、1回の心臓からの血液拍出量が多いから平気だ。
めまいや失神を繰りかえす人の中には、重症不整脈もいて、運が悪いと突然死する。
高濃度バナジウム含有天然水!「富士青龍水」