710年、奈良に都がつくられました。
平城京です。
ここに都がおかれた約70年間を、奈良時代といいます。
とても短い時代です。
都は東西約4q、南北約5qの長方形で、ごばん目状に区画されていました。
中央に朱雀大路(すざくおおじ)という道路があり、幅はなんと70m。
北側の中央に、皇居や役所がありました。
ちなみに、平城京の市(いち)は、各地から運ばれてきた産物〈調・庸(よう)〉を売買していました。
そのときに、富本銭(ふほんせん)のあとにつくられた和同開珎(わどうかいちん)を使っています。
プチプチ情報
平城京のモデルとなった中国・唐の長安は、100万人都市と言われていました。
では、平城京には、どれくらいの人が住んでいたのか。
人口を記した史料が残っていないようなので、何人かの研究者が推計を出しています。
それによると、10〜20万人が暮らしていたようです。
ほとんどが一般庶民。
貴族はひと握りです。
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