現在のロシアは、1991年までソビエト社会主義共和国連邦、略してソ連という国でした。
国名に社会主義とついているように、
「みんな平等」
という考えを実践した国です。
たとえば、あなたがソ連に住んでいたとしましょう。
自分で土地を持つことはできません。
社会の共有です。
「会社を作ってもうけよう!」
と、することもできません。
いち労働者として、計画経済のもと、みんなと同じ給料で働くことになります。
そんな社会で、経済がよくなることはなく、政治も腐敗していきます。
それが、ソ連の解体へとつながっていきました。
その後、ロシアを中心とする独立国家共同体(CIS)となりました。
それはどういうことかというと、ソ連は共和国連邦と名がついていたように、15の共和国で構成される国でした。
そのうち3つがソ連から独立し、残った共和国で再組織したのがCIS。
ロシアという国です。
ちなみに、ラトビアは旧ソ連から独立しています。
CISには入っていません。
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