アパルトヘイトは、人種隔離政策のことをいいます。
隔離という言葉が入っているように、白人と白人以外は、生活空間がしっかり分けられていました。
住む場所はもちろんのこと、列車やレストランなど、公共施設は徹底的に分けています。
白人と白人以外の結婚は、ありえません。
白人以外の人たちは、選挙権もありません。
恐ろしい政策です。
人であっても、人ではない扱いを受けることになります。
なぜ、このような政策をとったのか?
簡単に言ってしまえば、白人が優位に立ちたいからです。
人口の1割ほどの白人が、残りの非白人を抑え込んでいました。
しかし、世界が許すはずもありません。
国際社会から非難を受け、黒人の抵抗もあり、1948年に確立した制度を、1991年に廃止しています。
ちなみに、日本人は黄色人種で、非白人のほうに入りますが、南アフリカ共和国にとって、日本は重要な貿易相手国なので、「名誉白人」として、白人と同じ対応でした。
経済が強いと、扱いが違うということです。
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