藤原氏というのは、飛鳥時代、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)とともに、大化の改新で活躍した中臣鎌足(なかとみのかまたり)が祖先です。
藤原の姓を与えられ、中臣鎌足から藤原鎌足になっています。
藤原氏一族は、奈良時代から力をつけてきますが、平安時代になり、さらにほかの貴族を押しのけつつ、勢力を伸ばしていきます。
藤原道長(ふじわらのみちなが)と、その子・頼道(よりみち)のころが、最も勢いのある時期でした。
平安時代の半ばごろです。
朝廷の高い地位を独占。
娘はみな、天皇のきさきにして、親戚関係を築いていきます。
そして、孫を天皇にしていきました。
プチプチ情報
紫式部は、藤原道長の娘の1人に仕えていて、その人のために『源氏物語』を書きました。
54巻もある物語です。
全部読んだことはありますか?
私はほんの数ページで、挫折しました。
とても長い作品なので、400字詰めの原稿用紙で換算すると、なんと24000枚にもなります。
ということは、それだけの紙が必要。
お金がいります。
紫式部が、自腹を切ったのではありません。
藤原道長がバックアップしました。
『源氏物語』は、道長がいなければ、生まれなかったかもしれません。
ちなみに道長は、主人公・光源氏のモデルの1人と言われています。
資金面で支えてもらっていたのですから、それくらいは忖度しないといけないのかもしれませんね。
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