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2020年11月15日

関数電卓の使い方:アークタンジェント

位置すわわちx座標、y座標から、角度を求めるのは「アークタンジェント」である。

タンジェント(tan)の逆であり、式は以下である。

関数電卓_アークタンジェント1.png
θ=tan^1(y/x)

どのよう局面で使うかというと、
ロボットやゲームのプログラムでは、
対象の物体(敵機やアームで掴みたいものなど)に向きを変えたいので、
その角度を知りたいとき、である。

実際に関数電卓を使用してみる。

今の座標は(x,y)=(4,4)であり、
水平方向を向いている。角度0である。
これを、(x,y)=(8,2)の、向きに変える
角度は何度になるか?

アークタンジェントのキーは[2ndF][tan^-1]
(関数電卓はシャープのEL-509T)

x、y位置は差を出します。
絶対値のキーは[2ndF][ABS]

[2ndF][tan^-1][(][2ndF][ABS][4][―][2][→][÷][2ndF][ABS][4][―][8][→][)][=]

θ=tan^-1(|4-2|÷|4-8|)

→26が得られる

関数電卓_アークタンジェント4.JPG

次に、描画のアプリケーションでオブジェクトを回転させてみる。

描画のアプリケーションでも、物の角度を変える機能がついている。
LibreOffice Draw」で試してみる。

矢印オブジェクトは最初は水平状態。
それの向きを、太陽のx、y座標に向けて、先ほどの計算結果26度を変えてみます。
矢印のオブジェクトを右クリックで、出てくるメニューで「位置およびサイズ」を選択しダイアログ表示、「回転」タブで角度を入力します。


・初期状態
関数電卓_アークタンジェント2.png



・角度変更後
関数電卓_アークタンジェント3.png


以上



posted by bronte at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | other
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