(シャープのEL-509Tを使用しています。)
では、本題に入ります。
”敵です。モビルスーツ三機、二時の方向から進入してきます ”
これはガンダムという人気アニメのなかのセリフであるが、
ここでの「何時の方向に」といった表現は、クロック・ポジションと呼ばれ、
戦争物の映画などでよく見かける。
自身の進行方向を12時(0時)とし、対象の方角をアナログ時計の時hourに対応させて表現したものである。
3時なら右、6時なら後方、そして9時は左となる。
上記セリフでは方向のみで距離は出てきていないが、
自身(原点)からの距離と角度で位置を表したものを極座標という。
この表現だと自身が常に中心になってしまい、多数の登場人物には不都合である。
そこで、汎用的に使えるよう、直交座標に変換し、X位置、Y位置であらわしてみる。
◆演習
2時の方向に5kmを、座標(x、y)で示せ。
(前提:0時-6時はx=0、 3時-9時はy=0とする)
◆入力
「座標変換」の機能を利用し、(距離、角度)を(x、y)に変換する。
まずは、角度、「2時の方向」の角度を知る必要がある。
0時が90度、3時が0度であり、1時間は30度である。
そして、2時は30度である。
入力キーは以下。
「5」→「(x,y)」→「3」「0」→「2ndF」→「→xy」
そして、表示画面はこちら。
2行表示で上がx、下がyです。
ちなみに、「→xy」でなく、こちらでもよいです。
xは、「5」「×」「sin」「3」「0」
yは、「5」「×」「cos」「3」「0」
(「→xy」はこの2つをまとめているだけですから同じになります)
◆余談
なお、4時の方向は、
角度指定が「-30」だといまいちで、「270」を指定しないと駄目なようである。
では
◆参考資料
シャープの公式の取扱説明書で、座標変換は35ページです。
https://jp.sharp/support/e_calc/doc/el509t_mn.pdf?productId=EL-509T&_ga=2.239680963.1199399114.1599893945-1620524571.1599893945
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