2007年04月06日
持ちきらん
兜蟹
持ちきらん子を
母笑う
3月初旬に小倉に帰省したっちゃね。
初めて新北九州空港に降りたっちゃけど、
関門橋を過ぎてからいきなり
海の中の小島に向かって低空飛行しよるけん、
死ぬかち思うた。
もう半世紀近く前のことじゃけん
あんまし記憶は定かでなかけど、
新空港のある苅田の海辺は昔、小倉市民憩いの海水浴場やったと。
父に海に連れていってもろうた自分は、
おおはしゃぎしよったんやけど、
父が目の前に差し出した兜蟹に仰天、
大泣きしよった記憶があるっちゃ。
父に「持ってみ」ち言われたんやけど、
あげなグロテスクなもん、
まだ幼稚園の子供が持てるわけなかろうもん!
それを見て母がとびっきりの笑顔でわろうとった。
その父は今84歳、母は81歳。
二人とも介護病院に入っとんなる・・・。