2018年09月06日
ユタとふしぎな仲間たち「少年ドラマシリーズ」1974年
「ユタとふしぎな仲間たち」は1974年にNHK「少年ドラマシリーズ」で放送されました。
少年ドラマシリーズ
1972年から1983年にNHKで放送されていた小、中学生向けのドラマシリーズです。夕方6時台に放送されていたので民法の夕方6時のニュースと重なり親がニュースを優先し、ビデオデッキなど金持ちしか持てない時代観たくても観れない少年、少女もいました。
ユタとふしぎな仲間たち
小学生の頃私が最初に出会った「少年ドラマシリーズ」が「ユタとふしぎな仲間たち」でした。原作は三浦哲郎さんの1971年刊行の小説です。
あらすじ
父親を亡くした小学生の勇太(愛称・ユタ)は母親と共に東京から母親の故郷の東北の田舎の旅館で暮らすことになった。
ユタは慣れない田舎の暮らしに戸惑い、クラスメイトとも打ち解けられなかった。いわゆる「もやしっ子」的な扱いをされいじめられる。
そんなユタは旅館で働く寅吉爺さんから幸せを呼ぶ「座敷わらし」の話を聞く。ユタは「座敷わらし」に会いたくて寅吉爺さんから聞いたとおり、満月の夜に古い家の座敷にひとりで泊まり、「座敷わらし」に会うことが出来ました。
「座敷わらし」たちはユタの友達になり、話を聞いてくれ、いろいろ教えてくれ、一緒に遊び、ユタはその中で鍛えられ、たくましくなって行きます。そんな中、「もやしっ子」でなくなったユタをガキ大将も認めてくれ、クラスメイトとも仲良くなって行きますが・・・。
記憶に残る場面
「座敷わらし」はこの世で大人になれなかった子供の霊で幸せをもたらしてくれると言われていますが、「座敷わらし」自体は生きたくても生きられなかった悲しい霊なのです。その話をするシーンはユタの父親が亡くなったことなど自分ではどうしようもできない辛い出来事があると言うこと。しかし自分でどうにか出来ることもあること。それは自分が変わること。それを教えてくれた「座敷わらし」たち。
ドラマの場面で家のお手伝いにたくさんの荷物を乗せた大きな荷車をひとりで引いている女の子がいて「座敷わらし」が一緒に押してあげるとすいすい運べるようになる場面がありました。「あっ!私もあんな風に身体が軽くなった経験がある」と小学生の私は思ったのでした。もしかしたら「座敷わらし」が助けてくれたのかも知れませんね。
「座敷わらし」は子供にしか見えないとも言われています。このところ大災害が立て続けに起こってしまいました。私たちは生きているのではなく生かされていると感じてしまいます。改めて命の尊さを思い生かされているという感謝の心を持たなければと思います。
あとがき
今回この記事の執筆にあたって「ユタとふしぎな仲間たち」のユタ役の熊谷俊哉さんが3年前に肝臓がんで亡くなられているのを知りました。享年53才でした。早すぎます。熊谷さんはこのシリーズではその後も2作出演しています。
私の友達がファンで「としくん!としくん!」と言い下敷きに雑誌の切り抜きを挟んでいたのを思い出しました。あの時代(1972から1983年頃)の小、中学生だった人にしかわからないかもしれませんが人気者だっただけにショックが大きく悲しいです。この「少年ドラマシリーズ」はまた何作か紹介させていただきます。
少年ドラマシリーズ
1972年から1983年にNHKで放送されていた小、中学生向けのドラマシリーズです。夕方6時台に放送されていたので民法の夕方6時のニュースと重なり親がニュースを優先し、ビデオデッキなど金持ちしか持てない時代観たくても観れない少年、少女もいました。
ユタとふしぎな仲間たち
小学生の頃私が最初に出会った「少年ドラマシリーズ」が「ユタとふしぎな仲間たち」でした。原作は三浦哲郎さんの1971年刊行の小説です。
あらすじ
価格:496円 |
父親を亡くした小学生の勇太(愛称・ユタ)は母親と共に東京から母親の故郷の東北の田舎の旅館で暮らすことになった。
ユタは慣れない田舎の暮らしに戸惑い、クラスメイトとも打ち解けられなかった。いわゆる「もやしっ子」的な扱いをされいじめられる。
そんなユタは旅館で働く寅吉爺さんから幸せを呼ぶ「座敷わらし」の話を聞く。ユタは「座敷わらし」に会いたくて寅吉爺さんから聞いたとおり、満月の夜に古い家の座敷にひとりで泊まり、「座敷わらし」に会うことが出来ました。
「座敷わらし」たちはユタの友達になり、話を聞いてくれ、いろいろ教えてくれ、一緒に遊び、ユタはその中で鍛えられ、たくましくなって行きます。そんな中、「もやしっ子」でなくなったユタをガキ大将も認めてくれ、クラスメイトとも仲良くなって行きますが・・・。
記憶に残る場面
「座敷わらし」はこの世で大人になれなかった子供の霊で幸せをもたらしてくれると言われていますが、「座敷わらし」自体は生きたくても生きられなかった悲しい霊なのです。その話をするシーンはユタの父親が亡くなったことなど自分ではどうしようもできない辛い出来事があると言うこと。しかし自分でどうにか出来ることもあること。それは自分が変わること。それを教えてくれた「座敷わらし」たち。
ドラマの場面で家のお手伝いにたくさんの荷物を乗せた大きな荷車をひとりで引いている女の子がいて「座敷わらし」が一緒に押してあげるとすいすい運べるようになる場面がありました。「あっ!私もあんな風に身体が軽くなった経験がある」と小学生の私は思ったのでした。もしかしたら「座敷わらし」が助けてくれたのかも知れませんね。
「座敷わらし」は子供にしか見えないとも言われています。このところ大災害が立て続けに起こってしまいました。私たちは生きているのではなく生かされていると感じてしまいます。改めて命の尊さを思い生かされているという感謝の心を持たなければと思います。
あとがき
今回この記事の執筆にあたって「ユタとふしぎな仲間たち」のユタ役の熊谷俊哉さんが3年前に肝臓がんで亡くなられているのを知りました。享年53才でした。早すぎます。熊谷さんはこのシリーズではその後も2作出演しています。
私の友達がファンで「としくん!としくん!」と言い下敷きに雑誌の切り抜きを挟んでいたのを思い出しました。あの時代(1972から1983年頃)の小、中学生だった人にしかわからないかもしれませんが人気者だっただけにショックが大きく悲しいです。この「少年ドラマシリーズ」はまた何作か紹介させていただきます。
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