2017年07月16日
玄米を炊いてみよう!
玄米食をやるなら、発芽する能力を失っていない「生きた玄米」を選ぶのが大前提であり、
その「毒性」を抑える為の方法を知っている必要があります。
これが玄米食をやるうえでの大前提です。
圧力鍋で玄米を発芽させ、おいしく炊ける方法
この方法なら、玄米の「旨み成分」や「(抗がん成分を含めた)各種栄養素」を十分に引き出せますので、
玄米食を楽しく続けることが出来ると思います。
最近は全自動で玄米を発芽させて(4時間から6時間)保温までしてくれるという炊飯器
があります。
「圧力鍋を使って玄米を炊く方法」
玄米が不味いのは、「炊き方」に問題が・・・
「素人でも簡単に出来る!圧力鍋を使って玄米を発芽させ、ふっくらもちもち玄米の美味しい炊き方」
の紹介をします。
玄米を発芽(もしくは発芽状態)させる工程その1:
やかんで40℃前後のぬるま湯を沸かし、圧力鍋に移す。
ぬるま湯は、圧力鍋の半分くらいの容量になるようにします。
水温が結構大事なので、水温計などできっちり水温を40℃前後になるように、調整しておいて下さい。
「水の量多くない?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その理由は後程。
なんで「40℃前後」と曖昧なのかと言いますと、米によって浸水の最適温度が違うからです。
お湯を沸かしている間にサッと洗米を済ませています。
「あまりゴシゴシ洗わず、軽く揉む程度大丈夫」
お湯を圧力鍋に移し、そこに玄米3合(540ml:4〜6人分)と雑穀米を入れ、
蓋をして4時間〜6時間放置する。
そして一晩中ほったらかしにしておくんですね。
夜眠る前に一連の準備を済ませて、
次の日の昼前には既に浸水時間を満たしているので、さっと水換えして玄米を炊くとスムーズな
時間の使い方になります。
面倒くさっ!と思われる方は
今回紹介する方法は、ただ単に玄米をふっくらモチモチ炊き上げるだけではありません。
炊き上げる前の工程で玄米を発芽(もしくは発芽状態)させるのですが、
なんとこの方法を使えば、発芽するのに最低でも1日か2日はかかる玄米が、
たった4時間から6時間で発芽させることが出来るのです。
短時間で玄米を発芽させてしまうのは凄いです。
発芽しているのもあればしていないのもありますが、この工程で発芽していない玄米がたくさんあっても問題ないんだとか・・・。
芽が出ていなくても「発芽の兆候が見られる状態(発芽状態)」になっていれば、
既に玄米の芯まで水分が浸透しているのでふっくら炊き上げることが出来るし、
「発芽促進因子」が活性化している状態になっているそうです。
発芽促進因子が活性化する条件は、「水」「温度」「酸素」です。
酸素は水中に含まれていますので、実質「水」と「温度」だけ考えていればいいのですが、
浸水中の玄米にたくさんの酸素を送るために、水は多いほうがいいのです。
@の方で鍋の半分ほど水を入れたのは、そういう理由があるわけですね。
炊く前に、水を入れ替える。
さて、玄米を十分に浸水させたあと、いよいよ炊くことになりますが、その前に水を入れ替えします。
少し堅めに炊きたい人は、玄米1合につき、水も1合分(180ml)。
柔らかめに炊きたい人は、玄米1合につき、水は1.5合分(270ml)
を目安に水の分量を調整して下さい。
水の分量で圧力のかかり具合が決まると言っていたので、ここは大事な工程です。
確かに玄米1合に対して、水1.5にするか1.3にするかで結構食感が違ってくるので、何回も調理を重ねながら自分の好みのポイントを見つけていただけたらと思います。
玄米を圧力鍋で炊くその1:
「中火」にかける。
キッチリ蓋が閉まって「圧力がかかる状態になっている」ことを確認したあとで、「中火」にかけます。
しばらく加熱していくと圧力表示器の目盛りが2段目まで上がってきます。
そこで火力を絞り、「15分の間は2段目の目盛りで安定するように、火力を調節する」ようにします。
15分間は、その火力・圧力でじっくり炊くようにします。
玄米を圧力鍋で炊くその2:
5分間「強火」にかける。
圧力表示器が2目盛り目を少し超える程度で安定するように火力を調整します。
圧力のかかり過ぎにはくれぐれも注意して下さい。
この工程で「小さなカニ穴」というものができ、全ての米粒に「熱」「圧力」「水蒸気(水分)」が満遍なく行き渡るそうです。
このカニ穴が出来れば、弱火や余熱調理でも十分に熱を通せるようになります。
玄米を圧力鍋で炊くその3:
20分間「極弱火」にかける。
この段階までくれば、鍋の中に玄米を炊く為の理想の環境が作られていますので、「極弱火」でじっくり玄米に熱を通します。圧力表示器は気にしなくて構いません。
玄米を圧力鍋で炊くその4:
火を消して、15分間「蒸す」。
火を消すことによって徐々に圧力が下がっていくので、米粒が蒸らされながら、ゆっくりと水分を吸収していきます。
そうすることで、ふっくらとして芯まで柔らかくなったツヤのある玄米になります。
また、玄米をなるべく多く炊いたほうが、鍋の中で玄米がぎっしり詰まって余熱が逃げにくいので、より美味しく炊けます。
これは圧力鍋の大きさに関係してくる話だと思いますので、
ご自身の持っておられる圧力鍋の大きさを考慮しながら「1度に炊く量」を決められたらいいと思います。
圧力表示器が下がりきってもすぐに開けずに、5分くらい経ったら鍋を軽くゆすった後で少しずつ蓋を開ける
「これが一番安全な蓋の開けかた」らしいです。
あとは炊き上がった玄米をかき混ぜながら炊飯器に移し、
保温状態でいつでも好きな時に食べられるようにしています。
料理って奥が深い・・・。
よかったら試してみて下さいませ。マジでおいしいです。(^ー^)
しつこいですが、めんどくさい方は
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/6498650
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック