こぐママ発の育児ときどきうちカフェ

　子供の習い事って一体誰のためにさせるんでしょう。私は幼い頃英語・空手・そろばん・和太鼓をやっていましたが、今となっては結局「好き」と関係のあることしか血肉となって残っていない気がします。例えば、説明書の英語はスルーしちゃうけど大好きなコーヒーについて書かれている洋書だとつい手に取ってしまうように。働いている親にとってはマンネリになりがちな学童よりかは安心な放課後の子供の居場所だと思うのですが、結局は他人の意志や経済力に頼ってやらされているだけな気もします。

　他人の意志で決められた道って、結局は素直にまっすぐ歩けないんだよねぇ…。どうしたって逆らってみたくなったり遠回りしてみたくなっちゃうもの。

　そりゃあね、私だってお金に余裕があればなにかやりたい習い事やらせてあげたいですよ。ただ、お金に余裕があるくせに「何かやらせてあげなきゃかわいそう」というのはおいおい一体どういう焦りなんだねと言いたいです。仕事柄日々年配のお客様とお話をする機会もあるのですが、習い事の話になると「何か一つぐらいはやらせてあげなきゃかわいそうよ。」という価値観を持った方が結構多いので、そこそこ溜まったうっぷんをここに書き出してスッキリさせました。(笑)

　だってねぇ…奥様方そう言うけどねぇ…そもそも時代背景がちゃうんですよ。毎月安定したお給料が入らない家庭にとって習い事をさせるのはかなりリスキーだと思うのよ。ついつい情に流されて始めちゃったら親の金銭的な都合で辞めなきゃいけなくなった時がかわいそうすぎますよ。(/_;)　子供のうつむいた泣き出しそうな顔を想像したらそれは私にはできません。

　習い事をさせるために働いてるんじゃありません。衣食住足りてなお楽しく生きていくためにこぐママは働いてるんです！！！私は仕事のち家に帰っても遅い時は寝かしつけまでワンオペが続くので、子供を疲れさせないためにも不足しがちなコミュニケーションを図るためにもあえて習い事は考えていません。だって親も疲れるもの。それで子供に当たりがちな接し方をしてしまったら習い事をやる意味がないよ。人間ピンチから多くのことを自然と学ぶように、「これができない」「あれがわからない」と子供からサインを出してきた時が最適なタイミングなんだろうなーと、のんきに構えています。