2015年06月05日
ステレオ2015年8月号付録 フォステクス スピーカーユニット 10cmフルレンジ P1000 について、付録史上最大サイズ!!
● ステレオ(Stereo)2015年8月号 スピーカー工作特集号
特別付録 10cm フルレンジ・スピーカーユニット(× 2)
今年のユニットはステレオ付録史上最大サイズ
フォステクス×Stereo誌、共同企画 10cm口径:P1000
・発売予定日:2015年7月18日(土)
・予価:3,990円(8%税込 本体価格 3,694円)
● Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 2015年版(ONTOMO MOOK)
特別付録 ステレオ 2015年8月号 付録 フォステクス P1000用
バックロードホーン エンクロージュア・キット
今年の付録エンクロージュアはキット史上 最大サイズ
・発売予定日:2015年7月18日(土)
・特別予価:¥4,860(8%税込 本体価格 4,500円)
のネットショップの通販予約が始まっています。
「ステレオ誌:特別付録 スピーカー ユニット」の歴史は、
第1弾:「ステレオ 2010年 7月号 特別付録 Fostex スピーカー ユニット
キット P650(6.5cm口径 フルレンジ スピーカー ユニット)」
2010年 6月19日発売 特別定価¥2,200円(税抜)
『オーディオ専門雑誌初のコンポレベル付録、FOSTEX FE-Enシリーズの特徴
"ESコーン"を継承した超ハイPC 小型フルレンジユニット組立キット
2014年10月に大幅改良された「かんすぴ:P650K」が新発売されました。』
第2弾:「ステレオ 2011年 7月号 特別付録 Fostex スピーカー ユニット
キット P800(8cm口径 フルレンジ スピーカー ユニット)」
2010年 6月19日発売 特別定価¥2,667円(税抜)
『昨年の「P650」を8cm口径にして、低音をグレードアップしたスピーカー
ユニット キット、後に、量産改良完成品「かんすぴ:P800K」が市販発売
されました。』
第3弾:「ステレオ 2012年 8月号 特別付録 スキャンスピーク(Scanspeak)製
10F/8422-03 10cm口径 フルレンジ スピーカーユニット 完成品」
2012年 7月19日発売 特別定価¥2,848円(税抜)
『デンマークの高級スピーカーブランド御用達(OEM)メーカー:スキャンスピーク製
10cm口径フルレンジユニット完成品。実質 9cm口径スピーカーユニットだが、
「P800」からさらに低音域を強化してグレードアップさせたスピーカーユニット』
第4弾:「ステレオ 2013年 8月号 特別付録 スキャンスピーク(Scanspeak)製
5F/8422T03 5cm口径 フルレンジ スピーカーユニット 完成品」
2013年 7月19日発売 特別定価¥2,848円(税抜)
『スキャンスピーク製、5cm口径フルレンジ スピーカー ユニット完成品、
口径が一番小さく、小型化されたが、ネオジム磁石搭載の強力ユニットで
ムック付録「SP-BOX」で、特殊型式の「BH,DB」が同時発売された。』
第5弾:「ステレオ 2014年 8月号 特別付録 Fostex(フォステクス)製
2ウェイ・スピーカーユニット ツィーター:PT20、ウーハー:PW80」
2014年 7月19日発売 特別定価¥3,528円(税抜)
『フォステクス製、PW80:8cm口径コーン型ウーファー×2、
PW80:8cmコーン型ウーファーPT20:2cmソフトドーム型ツィーターの
計4個+備品(ネットワーク用コンデンサー×2等)2ウェイ化で、
超高音域の再生を拡大して、ワイドレンジ化を達成した高CP付録。』
となり、今年は第6弾の特別付録スピーカーユニット(P1000)になります。
恒例になった、ステレオ誌、工作特集号、特別付録で、去年は2ウェイ化で
高音域再生を拡大しましたが、今年の進化は、低音域再生の拡大のようで、
スピーカーユニットの実質口径が、今までの付録中 "最大サイズ" となりました。
価格は、去年とほぼ同じですが、ユニット数がフルレンジ2本に減りましたので、
実際の原価に対するコストパフォーマンスは低くなっています。日本の経済状況上の
円安と、生産国:中国の賃金上昇が原因なので、仕方ありません。
そのため、高音域再生限界は、ひとまず十分な可聴帯域ギリギリ(〜16[kHz])に
後退しましたが、重要な低音域は明らかに、去年の 8cm口径ウーファーユニット
「PW80」より、間違いなく1ランクは充実しています。
高音域再生を拡大させたい場合は、去年の付録ツィーターユニット(PT20)が、
名前を変え、そして価格がアップ(@ 2,000)して
「フォステクス かんすぴシリーズ:PT20K」として発売されていますので、
それをコンデンサー1個(1.5〜3.0[μF]程度)をハイパスフィルターの
ネットワークとしたプラス・スーパー・ツィーターとして、追加したら、
更にワイドレンジ化の充実した音が楽しめると思います。
その他に、適合する他のツイーターや本格的ネットワーク(-12dB/oct.)または
マルチアンプ方式 などで使ってみても一向に構いません。自作なので自由です。
「フォステクス かんすぴシリーズ」と言えば、ステレオ2015年8月号付録ユニットは、
モデル名が「P1000」と「フォステクスかんすぴ:P1000K」から「k」のみ取った
名前になっています。
よって「P1000」は、その「P1000K」を元に付録用に音質を改良した別物のユニットを
開発したに間違いありません。参考写真・仕様を比較しますと、振動板とユニット
フレームが、ほぼ同じ部品を使用しているように見えますが、
(1) 布アップロールエッジ採用
アップロール形状により高ストローク化(振動板が振動出来る幅の範囲拡大)を
図り、高能率化を実現している(空気量を沢山振動させることが出来る)。
今までのゴム系エッジ固有の音色の排除(布固有の音は"ゴムより静か"に変更)を
しています。
(2) 高剛性・ガラスコンポジット・ボイスコイルボビン採用
剛性のかなり高い上記素材(ガラスコンポジット:樹脂でさらに硬くするために
ガラス繊維を混入した材料)を採用して、電力を機械運動に変換した駆動力をロス
なく正確にコーン紙とセンターキャップに伝達させる。
(3) 磁気回路を音域バランスを整えるために「P1000K」よりやや弱くしている。
P1000K:磁石直径65mm、質量120g <-> P1000:磁石直径60mm、質量103g
の違いが見られます。
(1)「布系のエッジ」は、「P650」「P800」付録ユニットが「P1000K」と同じゴム系
エッジで、音を聴いていますが、布系やウレタン系エッジのフルレンジユニットに
比べますと、何か輪ゴムを張って弾くような "ブンブンした音" が聴こえます。
個人的には気になりませんが、明らかに高忠実度再生(Hi-Fi ハイファイ)ではない
音色なので、布製に変わったことで、ハイファイの音色に変更したことになります。
(2)「高剛性ボイスコイルボビン」は、スピーカーユニットの原理・構成を理解して
いませんと理解出来なのですが、
磁気回路の磁気ギャップで、電気エネルギーを運動エネルギーに変換して、音波の
エネルギーに変換させる振動板(コーン紙・センターキャップ)まで、損失無く正確に
伝えるための軸となるボイスコイルボビンを高性能に変更しています。
非常に大げさに表現しますと「低剛性(従来のボイスコイルボビン)」では
音声信号が正確に伝わらず歪んで変わった信号になるのですが、
「高剛性(ガラスコンポジットボビン)」では、理想に近い音声信号が電気信号に
忠実な状態で伝えられるハイファイ化させた改良をしています。
(3)「磁気回路の抑制」は、従来(「P1000K」)の場合、高音域に向かって周波数
特性がハイ上がりになっている状態(低音域側の方がエネルギー損失が大きい)を、
ボスコイルボビンやゴム系エッジの損失(信号は不定にロスした分歪む)によって、
減衰させて調整していましたが、
(1)「布系のエッジ」と(2)「高剛性ボビン」によって
信号伝達の「正確さ」は、増しましたが、エネルギーロスが減ったため、
そのままでは「周波数特性}がハイ上がりになってしまいます。
よって、そのハイ上がりになってしまうエネルギーを減らすため、
今まで過剰に伝えていたエネルギーを減らす調整が必要になります。
それが、磁気回路の強さを弱めるエネルギーを減らすコントーロールになります。
つまり、信号形状の「正確さ」はそのままで、中高音域の過剰なエネルギーを
「周波数特性」を整えるために減らした調整で、音質を劣化させたわけでは
ありません。
以上より、私は「P1000K」より「P1000」の方が、音質をモニター向きに改良した
上級機のスピーカーユニットだと判断しています。ただし、古典的な特性のユニット
( "古い規格の特性" ≡ "音質が悪い" ということは絶対に無い)に移行したため、
スピーカーボックス(エンクロージャー)の方は、高忠実度再生を目指す場合は、
{平面バッフル、密閉型、大(中)型バスレフ}とサイズが大きめの
スピーカーボックスが必要となるスピーカーユニットに変わっています。
現在、市販されている小型スピーカーシステムは、現代の市場で要求されている
ダウンサイジング要求に応えるため、小型化出来るスピーカーユニット規格の特性を
採用しているに過ぎません。音質向上とは関係ありません(付加価値上は大事です)。
以上より「P1000」は、開発元となっている「P1000K」より、音質には非常に魅力がある
スピーカーユニットに仕上がっていると思います。
ただし、その魅力ある音質を生かすためには、スピーカーボックスはザイズが大きい
タイプが必要となる、使用上のデメリットが生じてしまいましたが、そんなにサイズが
大きくなるわけではありません(内容積が20[L]以上は、無駄が多い?)
小型スピーカーボックスでも{ 100Hz〜300Hz }に共振周波数がピークになるような
仕様となっていますので、一般スピーカーと同様に本格的重低音の量感が無いだけで、
聴感上は低音感を強く感じる周波数帯は強調しているので、問題なく十分楽しめます。
参考にしたページは
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 4
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 3
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 2
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について
特別付録 10cm フルレンジ・スピーカーユニット(× 2)
今年のユニットはステレオ付録史上最大サイズ
フォステクス×Stereo誌、共同企画 10cm口径:P1000
・発売予定日:2015年7月18日(土)
・予価:3,990円(8%税込 本体価格 3,694円)
● Stereo編 スピーカー工作の基本&実例集 2015年版(ONTOMO MOOK)
特別付録 ステレオ 2015年8月号 付録 フォステクス P1000用
バックロードホーン エンクロージュア・キット
今年の付録エンクロージュアはキット史上 最大サイズ
・発売予定日:2015年7月18日(土)
・特別予価:¥4,860(8%税込 本体価格 4,500円)
のネットショップの通販予約が始まっています。
「ステレオ誌:特別付録 スピーカー ユニット」の歴史は、
第1弾:「ステレオ 2010年 7月号 特別付録 Fostex スピーカー ユニット
キット P650(6.5cm口径 フルレンジ スピーカー ユニット)」
2010年 6月19日発売 特別定価¥2,200円(税抜)
『オーディオ専門雑誌初のコンポレベル付録、FOSTEX FE-Enシリーズの特徴
"ESコーン"を継承した超ハイPC 小型フルレンジユニット組立キット
2014年10月に大幅改良された「かんすぴ:P650K」が新発売されました。』
第2弾:「ステレオ 2011年 7月号 特別付録 Fostex スピーカー ユニット
キット P800(8cm口径 フルレンジ スピーカー ユニット)」
2010年 6月19日発売 特別定価¥2,667円(税抜)
『昨年の「P650」を8cm口径にして、低音をグレードアップしたスピーカー
ユニット キット、後に、量産改良完成品「かんすぴ:P800K」が市販発売
されました。』
第3弾:「ステレオ 2012年 8月号 特別付録 スキャンスピーク(Scanspeak)製
10F/8422-03 10cm口径 フルレンジ スピーカーユニット 完成品」
2012年 7月19日発売 特別定価¥2,848円(税抜)
『デンマークの高級スピーカーブランド御用達(OEM)メーカー:スキャンスピーク製
10cm口径フルレンジユニット完成品。実質 9cm口径スピーカーユニットだが、
「P800」からさらに低音域を強化してグレードアップさせたスピーカーユニット』
第4弾:「ステレオ 2013年 8月号 特別付録 スキャンスピーク(Scanspeak)製
5F/8422T03 5cm口径 フルレンジ スピーカーユニット 完成品」
2013年 7月19日発売 特別定価¥2,848円(税抜)
『スキャンスピーク製、5cm口径フルレンジ スピーカー ユニット完成品、
口径が一番小さく、小型化されたが、ネオジム磁石搭載の強力ユニットで
ムック付録「SP-BOX」で、特殊型式の「BH,DB」が同時発売された。』
第5弾:「ステレオ 2014年 8月号 特別付録 Fostex(フォステクス)製
2ウェイ・スピーカーユニット ツィーター:PT20、ウーハー:PW80」
2014年 7月19日発売 特別定価¥3,528円(税抜)
『フォステクス製、PW80:8cm口径コーン型ウーファー×2、
PW80:8cmコーン型ウーファーPT20:2cmソフトドーム型ツィーターの
計4個+備品(ネットワーク用コンデンサー×2等)2ウェイ化で、
超高音域の再生を拡大して、ワイドレンジ化を達成した高CP付録。』
となり、今年は第6弾の特別付録スピーカーユニット(P1000)になります。
恒例になった、ステレオ誌、工作特集号、特別付録で、去年は2ウェイ化で
高音域再生を拡大しましたが、今年の進化は、低音域再生の拡大のようで、
スピーカーユニットの実質口径が、今までの付録中 "最大サイズ" となりました。
価格は、去年とほぼ同じですが、ユニット数がフルレンジ2本に減りましたので、
実際の原価に対するコストパフォーマンスは低くなっています。日本の経済状況上の
円安と、生産国:中国の賃金上昇が原因なので、仕方ありません。
そのため、高音域再生限界は、ひとまず十分な可聴帯域ギリギリ(〜16[kHz])に
後退しましたが、重要な低音域は明らかに、去年の 8cm口径ウーファーユニット
「PW80」より、間違いなく1ランクは充実しています。
高音域再生を拡大させたい場合は、去年の付録ツィーターユニット(PT20)が、
名前を変え、そして価格がアップ(@ 2,000)して
「フォステクス かんすぴシリーズ:PT20K」として発売されていますので、
それをコンデンサー1個(1.5〜3.0[μF]程度)をハイパスフィルターの
ネットワークとしたプラス・スーパー・ツィーターとして、追加したら、
更にワイドレンジ化の充実した音が楽しめると思います。
その他に、適合する他のツイーターや本格的ネットワーク(-12dB/oct.)または
マルチアンプ方式 などで使ってみても一向に構いません。自作なので自由です。
「フォステクス かんすぴシリーズ」と言えば、ステレオ2015年8月号付録ユニットは、
モデル名が「P1000」と「フォステクスかんすぴ:P1000K」から「k」のみ取った
名前になっています。
よって「P1000」は、その「P1000K」を元に付録用に音質を改良した別物のユニットを
開発したに間違いありません。参考写真・仕様を比較しますと、振動板とユニット
フレームが、ほぼ同じ部品を使用しているように見えますが、
(1) 布アップロールエッジ採用
アップロール形状により高ストローク化(振動板が振動出来る幅の範囲拡大)を
図り、高能率化を実現している(空気量を沢山振動させることが出来る)。
今までのゴム系エッジ固有の音色の排除(布固有の音は"ゴムより静か"に変更)を
しています。
(2) 高剛性・ガラスコンポジット・ボイスコイルボビン採用
剛性のかなり高い上記素材(ガラスコンポジット:樹脂でさらに硬くするために
ガラス繊維を混入した材料)を採用して、電力を機械運動に変換した駆動力をロス
なく正確にコーン紙とセンターキャップに伝達させる。
(3) 磁気回路を音域バランスを整えるために「P1000K」よりやや弱くしている。
P1000K:磁石直径65mm、質量120g <-> P1000:磁石直径60mm、質量103g
の違いが見られます。
(1)「布系のエッジ」は、「P650」「P800」付録ユニットが「P1000K」と同じゴム系
エッジで、音を聴いていますが、布系やウレタン系エッジのフルレンジユニットに
比べますと、何か輪ゴムを張って弾くような "ブンブンした音" が聴こえます。
個人的には気になりませんが、明らかに高忠実度再生(Hi-Fi ハイファイ)ではない
音色なので、布製に変わったことで、ハイファイの音色に変更したことになります。
(2)「高剛性ボイスコイルボビン」は、スピーカーユニットの原理・構成を理解して
いませんと理解出来なのですが、
磁気回路の磁気ギャップで、電気エネルギーを運動エネルギーに変換して、音波の
エネルギーに変換させる振動板(コーン紙・センターキャップ)まで、損失無く正確に
伝えるための軸となるボイスコイルボビンを高性能に変更しています。
非常に大げさに表現しますと「低剛性(従来のボイスコイルボビン)」では
音声信号が正確に伝わらず歪んで変わった信号になるのですが、
「高剛性(ガラスコンポジットボビン)」では、理想に近い音声信号が電気信号に
忠実な状態で伝えられるハイファイ化させた改良をしています。
(3)「磁気回路の抑制」は、従来(「P1000K」)の場合、高音域に向かって周波数
特性がハイ上がりになっている状態(低音域側の方がエネルギー損失が大きい)を、
ボスコイルボビンやゴム系エッジの損失(信号は不定にロスした分歪む)によって、
減衰させて調整していましたが、
(1)「布系のエッジ」と(2)「高剛性ボビン」によって
信号伝達の「正確さ」は、増しましたが、エネルギーロスが減ったため、
そのままでは「周波数特性}がハイ上がりになってしまいます。
よって、そのハイ上がりになってしまうエネルギーを減らすため、
今まで過剰に伝えていたエネルギーを減らす調整が必要になります。
それが、磁気回路の強さを弱めるエネルギーを減らすコントーロールになります。
つまり、信号形状の「正確さ」はそのままで、中高音域の過剰なエネルギーを
「周波数特性」を整えるために減らした調整で、音質を劣化させたわけでは
ありません。
以上より、私は「P1000K」より「P1000」の方が、音質をモニター向きに改良した
上級機のスピーカーユニットだと判断しています。ただし、古典的な特性のユニット
( "古い規格の特性" ≡ "音質が悪い" ということは絶対に無い)に移行したため、
スピーカーボックス(エンクロージャー)の方は、高忠実度再生を目指す場合は、
{平面バッフル、密閉型、大(中)型バスレフ}とサイズが大きめの
スピーカーボックスが必要となるスピーカーユニットに変わっています。
現在、市販されている小型スピーカーシステムは、現代の市場で要求されている
ダウンサイジング要求に応えるため、小型化出来るスピーカーユニット規格の特性を
採用しているに過ぎません。音質向上とは関係ありません(付加価値上は大事です)。
以上より「P1000」は、開発元となっている「P1000K」より、音質には非常に魅力がある
スピーカーユニットに仕上がっていると思います。
ただし、その魅力ある音質を生かすためには、スピーカーボックスはザイズが大きい
タイプが必要となる、使用上のデメリットが生じてしまいましたが、そんなにサイズが
大きくなるわけではありません(内容積が20[L]以上は、無駄が多い?)
小型スピーカーボックスでも{ 100Hz〜300Hz }に共振周波数がピークになるような
仕様となっていますので、一般スピーカーと同様に本格的重低音の量感が無いだけで、
聴感上は低音感を強く感じる周波数帯は強調しているので、問題なく十分楽しめます。
参考にしたページは
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 4
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 3
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について 2
● Stereo2015年8月号 10cmスピーカーユニット P1000 について
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