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付録スピーカーユニット2022 は、これならできる特選スピーカーユニット マークオーディオ編 OM-MF4-MICA で、2020付録 OM-MF4 6cmフルレンジ の 進化系ユニット です。

★★ 今年は Markaudio の第4弾 ★★
★★ 振動板の軽量化で、Hi-Fi 化 ★★

 これならできる
  特選スピーカーユニット
  2022年版 マークオーディオ編
          ONTOMO MOOK Stereo編

   特別付録
   6cm フルレンジ・スピーカーユニット
   「OM-MF4-MICA」(2本)

  マークオーディオの企業理念「継続的な改善」に従った
  2020年版付録「OM-MF4」の「メタル振動板」を軽量化
  して高忠実度再生能力を高めるためにマイカを混抄して
  強化した「ぺーパー振動板」に変更した「OM-MF4-MICA」
  が、2022年版の付録スピーカーユニットとして、また
  マークオーディオ製付録の第4弾として発売されました。


  ・発 売 日:2022年9月15日(木)
  ・定   価:7,975円(10%税込 本体価格 7,250円)
  ・判型/頁数:B5/24頁

  ※1)以下、本誌を "これ特ス22版" と略称

 これならできる
    スピーカー工作 2022
          ONTOMO MOOK Stereo編

   特別付録
    ONTOMO MOOK Stereo編 付録
    マークオーディオ製
    OM-MF4-MICA対応
    エンクロージュア キット  
   (ダブルバスレフ方式、2台分)

  振動板の軽量化により、"低音域の伸び"が短くなった
  「OM-MF4-MICA」の "低音域の伸び" を強化できる
  "DB"を採用して、さらに"ダクトレス"で作り易く
  した、オントモムック純正エンクージュア・キット


  ・発 売 日:2021年9月15日(木)
  ・定   価:8,800円(10%税込 本体価格 8,000円)
  ・判型/頁数:A4変/16頁

  ※2)以下、本誌を "これス工22版" と略称
  ※3)以下、スピーカーユニット ≡ "SP-Unit
  ※4)以下、エンクロージャー  ≡ "SP-Box"

 が発売されました。

遅くなりましたが
付録SP-Unit:OM-OM-MF4-MICAについて、
机上検証してみます。

 ステレオ編集部によるムック誌特別企画の「SP-Unit」
として、モデル目になります。
そして、付録SP-Unit担当ブランドは、常連となった?
マークオーディオで、1年ぶりとなりました。

 まずマークオーディオ"企業理念"
一つは{継続的な改善} だそうで、
"これ特ス22版" の巻頭コンテンツに載っていました。

 第1弾
「OM-MF5」は、ブランドの独自ノウハウを
低コストで実現させるために、開発された
「SP-Unit」でした。

 第2弾
「OM-MF519」は「OM-MF5」を低価格で
音質のアップグレードさせるために、磁気回路の
強化等の改良を加えた「OM-MF5」を "改善" させた
マイナーアップグレードの「SP-Unit」でした。

 第3弾
「OM-MF4」は「OM-MF5/519」が
8cm口径 のフルレンジユニットでしたので、
適合する「SP-Box」が、市販で12cm口径程度の
ウーハー搭載の2ウェイ小型ブックシェルフ型SP
に比べると、大き目の「SP-Box」になるため、
同様の音質を維持して、6cm口径に小型化を目的
として開発した、フルモデルチェンジ の
「SP-Unit」でした。

 第4弾
「OM-MF4-MICA」は「OM-MF4」を
マークオーディオ の 開発思想の一つ
「低ムービングマス(軽量振動系)」
(振動系の駆動力が向上、正確な信号増幅に近づく)
を目的として、金属(硬いが重くて鳴く)振動板 から
マイカ混抄ペーパー振動板
(やや柔らかいが軽くて鳴かない)に、コーンを変更
して、優れたコーンコントロールで小信号に対して
反応の良い、ハイファイ(高忠実)度再生を向上させ
る{継続的な改善}を実行した「SP-Unit」です。

 今年
付録モデル「OM-MF4-MICA」特徴は、
一昨年の付録「OM-MF4」の特徴を引き継ぎ
上記に書いた、軽量なMICA混抄紙振動板
になり、箇条書きしますと、

 マイカ混抄ペーパー振動板で 20
   の軽量化


   内容は上記参照

  ※5) マイカ(MICA:雲母[ウンモ])とは?
      天然の鉱物で樹脂等に混ぜることで、
      その素材の剛性を向上させることが
      できる工業用の添加物。
      SP-Unitの振動板の場合は剛性アップ
      (高音域の改善)と内部損失(鳴かない
      特性)のアップが期待できる。


 ロングストローク(Xmax = 4 mm が長い)

   小口径SP-Unit では、耐入力が向上して、
   より多くの空気を正確に振動させることが
   可能となり、周波数特性で「低音域の伸び」
   を伸ばすことが可能となる。

 高コンプライアンス・サスペンション

   サスペンション系 が柔らかくて、微細な力
   でも、振動板 の 運動エネルギー を、
   音波エネルギーに 変換可能
   (微小信号の再現性が高い?)

 Markaudio製 で珍しい インピーダンス:8Ω

    複数個搭載SPシステム作成で使い易い
    設定値

となっているようです。


 公開された情報から、どのような 付録SP-Unit
なのか? 私なりに考えてみますと、

 ・発売日が 約1ヶ月 遅れていたのは、
  一体? 何の影響なのでしょうか?
  SP工作時に 8月の猛暑は避けられました
  ので、良いことだと、私は妄想しましたが、
  近年は 9月の残暑も 屋外での工作作業 では
  カラダによくないので、
  いっそのこと 10月 まで、延期された方が
  有難かったかもしれません。
  ( St誌:工作特集号 も遅れて 11月号 へ?)

 書籍定価が、去年 は

  「ONKYO製 10cm OM-OF101: 6,930
   (本体 6,300円+10%税込) 」


  で、高額になったと思いましたが、
  今年は 10cm から 6cm 口径 に小型化
  されたにも関わらず、さらに高価になり、

  「Markaudio製 6cm OM-MF4-MICA: 7,975
   (本体 7,250円+10%税込) 」


  と、差額
  1,02014.7アップとなって
  いました。

  「OM-MF4-MICA」オリジナル となる
  一昨年前の付録「OM-MF4」と定価を比べ
  ますと、

  「Markaudio製 6cm: OM-MF4: 5,995
    (本体 5,450円+10%税込)」


  と、差額
  1,98033.0アップとなって
  います。

  この 値上げ は アフターコロナの経済状況
  と ロ国 の ウクライナ侵攻 も 結構影響
  して、需要に対する部品等の供給不足が
  影響しているのは間違いないでしょう。

  ちなみに初めての 付録SP-UNIT は、
  月刊ステレオ 2010年 7月号の付録だった

  Fostex: P650、6.5cm FR-UNIT・KIT

  で、ステレオ誌本誌込みで定価が

  「Fostex製 6.5cm: P650: 2,310
   (本体 2,200円+5%税込)」


  でした。 冊子(本誌) の ページ数や情報量
  の 違い や KIT と 完成品 の 違い 、
  消費税率 などの 諸経費 の違い があります
  が、最初「P650」に比べて
  約 3.5 倍( 350 %)弱値上り
となりました。

  『OM-MF4-MICA』技術的内容
   市販 SP-Unit に勝るとも劣らず、
  価格アップに伴い、相当進化
  しています。

  しかし「P650」は、量産化のための改良を
  され「P650K」として市販品として発売されて
  います。 ちなみに「P650K」高CP比
  フルレンジユニットとして認知されています。

  そして、色々ブランド独自の高音質化技術を
  『OM-MF4-MICA』には導入されていて、
  価格もアップしてしまいましたが、
  最初の「P650」より、3.5 倍弱 "音質"
  が良くなった訳ではありません

  よって、たかが 付録SP-UNIT ですが、
  市販SP-UNIT にも負けない付加価値を多く
  盛り込まれていて、やり過ぎのような気が
  私はします。もう少し、お手軽な 販売価格
  のことも考えてもらいたいと要望します。


 最後『これス工22版』純正SP-Box
についてですが、最近は 生形三郎氏 が設計
担当に定着したようです。設計が手慣れて
きて、実用で楽しく使える
ピーカーステムなると思います。

価格は現在の日本では、木材が高騰していて、
その件を考慮して、ムックの価格を去年のそれと
比較しますと

 ・去年(2021)の SP-Box 付録MOOK
  「ONKYO製: 10cm OM-OF101用 SP-Box KIT
   定価:7,700円 (本体 7,000円+10%税)」

 ・今年(2022)の SP-Box 付録MOOK
  「MarkAudio製: 6cm OM-MF4-MICA用 SP-Box KIT
   定価:8,800円 (本体 8,000円+10%税)」

と、差額1,10014.3アップ
なっています。付録SP-Unit も同程度のアップ率
なので、やむない値上がりと、
諦めるしかないでしょう。

 『これス工22版:SP-Box』音質性能ですが、
『OM-MF4-MICA』が 6cm口径 なので、MOOK誌サイズ
に限られた 板材の量でも、なんとか十分な板厚と
大きさが取れているようで、今回は サイズが大きく
なる 新構造のダブルバスレフ型 SP-Box でした。

  ※6)以下、ダブルバスレフを "DB" と略称

 『これス工22版:SP-Box』"音"狙いは、

  {DB方式で低音の量感と伸びを!}

だそうです。 十分DB稼働させるには
標準バスレフ内容積の倍程の内容積を必要とする、
DB方式ですが、
『これス工22版:SP-Box』は、そこまで確保できず
√2倍 程度となっていましたが、DBの動作は
問題なく働くと思います(7割程度?)。


参考にしたウェブページは

OMS編 これならできる 特選スピーカーユニット2022 について

2022年版 MOOK 付録スピーカーユニット OM-MF4-MICA その1

2022年版 MOOK 付録スピーカーユニット OM-MF4-MICA その2

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