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全空連3級資格審査員の講習会

今日は「全空連3級資格審査員」のための講習会がありました。

「資格審査員」とは、簡単に言えば、段位審査を行い、段位の認定ができる資格です。

で、何のための講習会かといいますと、審査をする側であっても自らこうした講習を受けて常にブラッシュアップをはかりましょうという意味で2年に一度の受講が義務づけられているというわけです。

講習の内容は4大流派(糸東流、剛柔流、和道流、松濤館流)の「第2指定形」を、正しい解釈・分解を学びながら練習するというもので、朝から夕方まで丸一日しごかれます(涙)←「第2指定形」については明日の投稿記事で簡単にご説明いたします。

自分の所属流派だけではありませんから大変です。

ちなみに全空連資格審査員の場合、3級であれば公認初段〜3段まで、2級は5段まで、1級なら8段までの審査員として活動できます。

糸東会にも資格審査員の制度はあり、6段以上であれば糸東会の3段まで、5段以上であれば2段までの審査が行えます。

ただ、糸東会の資格審査員は各道場で審査を行うことで、その結果が正式に糸東会本部に認められ、段位認定されますが、全空連の資格審査員は、たとえ資格を保持していても、各道場で審査を行うというわけにはいきません。

たとえば県連や認められた競技団体で行われる審査でなければ、その資格が活きません。

この「資格審査員」という資格。名称で言えばたった一言で終わってしまいますが、取得するために必要とされる条件がいろいろあり、なかなかハードルが高いです。

例えば全空連3級資格審査員になるためには、公認5段以上、地区組手審判員以上、日本体育協会上級指導員以上、公認称号は錬士以上でなければなりません。

一方の糸東会3級資格審査員も、5段以上、師範、錬士以上でなければならず、師範は5段取得後5年以上、錬士は師範取得者でなければチャレンジできません。

糸東会の場合、各道場単位で実施された段位審査に合格すると、申請によって、糸東会段位だけでなく全空連公認段位も合わせて取得できますので、県連主催の審査を受けなくても大丈夫です(ただし3段まで)

そういう意味では、本学は大変恵まれた環境にありますので、諸先輩方にはぜひ上位の段位取得にチャレンジいただきたいと思います。


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