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糸東会で取得できる資格 〜称号〜

「糸東会で取得できる資格」シリーズ(?)最終回となりました。

今日は「称号」の制度について書かせていただきます。

「師範」資格を取得したとしても、すぐに段位審査を行う資格が得られるわけではありません。

糸東会には「称号」の制度があり、「錬士」→「教士」→「範士」とキャリアアップしていきます。

そして、「師範」資格取得後5年以上経過した「称号」取得者でなければ「3級資格審査員」として昇段審査を行うことができません(但し3段まで)

この「称号」ですが、受審資格としては。。。

錬士・・・5段取得後4年以上、年齢35歳以上。

教士・・・7段及び錬士号取得後6年以上、年齢48歳以上。

範士・・・8段及び教士号取得後10年以上、年齢60歳以上。

となっています。

もうここまで来ると、気が遠くなりますね(笑)

まだ読んで下さってますか?(笑)

では、続いて審査内容をご紹介します。

称号審査は一次審査と二次審査に分かれ、一次審査は論文です。

論文は以下の4つの項目に該当する内容で、指導論、教育論ではなく、あくまで技術論文として書かなければなりません。

1.各自が永年培ってきた空手道技術の受け方、突き方、蹴り方、攻防の実際等の特に工夫したこと。

2.新しい技術論。

3.先人の技術を肯定する理論的説明。またその反対に合理性がない批判的論文など。

4.以上列挙した事項等を実施に実技を行いながら説明、質問に妥当性のある回答ができるような論文。


※字数は、錬士が800字以上、教士が1200字以上、範士が2000字以上

そして一次審査に合格した者が二次審査で実技発表を行い、その後審査員の先生方から厳しい口頭試問を受けることになります。

二次審査では、よほどしっかりした理論的根拠がなければ、審査員による容赦ない突っ込みに「・・・」となってしまいます。

当然のことですが、空手道に関する見識が豊富な審査員の先生方を納得させるのは並大抵のことではありません。

以上が「称号」についてです。


あと、糸東会で取得できる資格としては、冒頭にも触れた「資格審査員」というのがあり、1級〜3級までの各段階に応じて審査できる内容が異なります。

これについてもいつかご紹介できればと思いますが、当面、霜友会諸先輩方や現役部員の皆さんにお伝えすべき内容としては、「称号」までで一区切りとさせていただきます。


これで、小生がブログを始めた当初に考えたテーマは一通り書き終わりました。

明日以降は、「現役からの部活動報告」「連盟からの行事案内・諸連絡等」「空手界のトピックス」など、投稿すべき内容があった場合のみの「不定期更新」とさせていただきます。

。。。と言いながら、明日は現役からの部活動報告、あさっては、県連総会の内容で掲載すべき事柄があった場合のみ記事を投稿しますが。。。

ではまた。

糸東会で取得できる資格 〜指導者資格〜

糸東会で取得できる資格には、段位以外に、指導者としての資格があります。

それは、「助教」→「準師範」→「師範」の順にキャリアアップしていきます。

以前の投稿記事で、「師範講習会」を、霜友会諸先輩方及び現役部員の皆さんにご紹介いたしましたが、この講習会の2日目に、これら3つの指導者資格について審査が行われます。

ちなみに、これらの資格取得に必要な条件としては。。。

助教・・・3段取得後2年以上、年齢21歳以上

準師範・・・4段取得後2年以上、年齢26歳以上

師範・・・5段取得後4年以上、年齢30歳以上

となっています。(段位は全て糸東会の段位)

助教の審査内容は、平安初段〜五段のいずれか、審査員が指示した形について、他の受審者を生徒に見立てて「指導」を行います。

その後、審査員の先生方を相手に厳しい「口頭試問」が待っており、審査においてはここが最大の難関だと思います。

自分の知らないことを尋ねられたら即「撃沈」ですから、受審者は皆、必死で勉強します。

形の分解についても指示されればそれを実技で示し、その部分に関する質問をされれば的確に答えなければなりません。

ただ、ここで大切なのは、決して一般的な[正解」を答えればよいというのではなく、自分自身が技を研究した成果を、しっかり筋道立てて説明することだと思います。

形の分解も同様で、教範通りの回答というよりも自分なりの研究成果をしっかりと自信持って答えることが大切だと思います。

準師範は、全空連第一指定形(バッサイダイ・セイエンチン)の指導と口頭試問師範は、組手・形の指導と口頭試問ということで形式的には助教と似ています。

但し、当然のことながら、質問のレベル、求められる回答の水準は高くなりますが。。。

こうした関門を突破し、晴れて「師範」となれても、この師範講習会を最低でも2年に一度受講しなければ、師範資格は「凍結」、最悪の場合は「剥奪」されてしまいますから、油断は禁物です。

このように、絶対に慢心することなく絶えず精進し続けられるシステムが糸東会の良いところだと思います。

糸東会で取得できる資格 〜段位〜

気がつけば、学校はもう新学期ですね。

このブログを始めてもう4ヶ月近くになります。

小生の立場として、霜友会諸先輩方や現役部員の皆さんに伝えておかなければならないと考えていたテーマは、あと「糸東会で取得できる資格」です。

大学を卒業しても、空手を卒業してしまうのではなく、継続してキャリアアップをはかっていただきたいと思います。

一応、予定としては、3回に分けてご紹介したいと思っています。

但し、内容は全て平成22年度実施要項に基づいて記載しておりますので、今後もずっとこのまま変わらないという保証はありませんのでご了承下さい。

まずは段位ついて書かせていただきます。

本学の昇段審査で糸東会3段を取得された方は、その後地区(関西・東海地区)で4段、5段の審査を受けることができます。

受審資格としては。。。

4段・・・3段取得後2年以上、年齢23歳以上

5段・・・4段取得後2年以上、年齢26歳以上となっています。

昔は、全空連公認4段・5段を取得すれば、同時に糸東会の4段・5段も取得できましたが、現在はもうその制度はなく、全空連と糸東会の審査を別々に受審しなければなりません。

ちなみに小生が全空連4〜5段を取得した頃はこの制度が生きていましたので、実を言うと、糸東会の4段・5段審査は受けたことがありません(スミマセン・・・)

続いて審査内容ですが。。。

★三戦(サンチン)・転掌(テンショウ)・内歩進(ナイファンチ)のいずれか、審査員から指定。

★全空連指定形のバッサイダイ、セイエンチン、並びに下記の形より1つの形を選んで演武する。
そして演武した形の各挙動の技について分解、及び応用説明。


☆形
・4段
四方公相君・十三(セーサン)・十八(セーパイ)・二十八歩(ニーパイポ)

・5段
鎮東(チントウ)・十七(クルルンファ)・シソーチン・壮鎮(ソーチン)・松村鷺牌(マツムラローハイ)


★自由組手又は一本組手

★筆記試験


となっています。

本当に、「これでもか!」と言わんばかりの試験内容ですね。

小生はこの審査項目を見ただけでめまいがしそうです(笑)

言い換えると、本当の実力を見極めた上で段位認定をしようという糸東会の姿勢の表れなのだと思います。
   
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