2015年06月24日
弱虫ペダル 渡辺航(1〜10巻)
巷では自転車ブームが起きていますが、その火付け役の一つとして大きな役割を果たしていると言われている(注:私の想像です)この「弱虫ペダル」。
すごい流行っています!面白いと私の周りでも評判でした。
というわけで遅ればせながら、いつものようにレンタルコミックで読んでみました。
【結論】
面白い!
自転車が買いたくなる!
以上!ではちょっと本読みとして物足りないので、10巻までしか読んでいない身ではありますが、この漫画の面白さを考えてみたいと思います。
◯初心者な主人公
主人公(小野田)・・・初心者だけど、潜在能力が凄い
サブ主人公(今泉)・・・自転車一筋のエリート。無愛想でイケメン。
どうでしょう。この構成見たことありませんか?
そうです。スラムダンクと同じ構成です。主人公がオタクかヤンキーかという違いはありますが、桜木と流川のコンビにとても良く似ています。
この構成のいいところは、主人公が「素質のある」初心者であるため、あっという間に成長をしていく話を描けるということです。ちょっとしたことをきっかけに、また、努力により、ぐんぐん成長していく主人公を見るのは誰でも楽しいでしょう。
また、「競技自転車」というあまり知られていないジャンルを漫画化するにあたって問題となる、「素人に競技自転車の面白さをどう分かってもらうか」ということについても、この構成は有効です。
なぜなら主人公が読者と同じく素人であるため、競技自転車というものを一つ一つ一緒に知っていくことができるからです。
今泉君や女の子(名前忘れた・・・)などの登場人物を助言者として、最初は「ペダルの高さ」、次は「フロントギヤ」、次は「ロードレーサー」というように、競技自転車ワールドに少しずつ連れて行かれていく構成となっており、自然に世界に入って行くことができるように工夫されています。
◯試練→挫折→助力者→獲得→克服のサイクル
物語の基本的な構成ですが、これを(今のところ)忠実に繰り返しています。
この構成はとてもメリハリが効いて面白いです。
デメリットはあまりに続くとマンネリ化してしまうところですが、競技自転車の要素を一つ一つ小出しにしていくことで、上手くそれを避けているのはなかなか上手いなーと思います。
◯画力
上手いです。
◯自転車の魅力
誰でも乗ったことがある「ママチャリ」をスタートにしているところが上手いです。
ママチャリとロードレーサーを上手く対比させ、ロードレーサーの魅力を最大限に見せている気がします。そして不思議なのは、描かれているその魅力が、すっと自分の中に入ってくるところです。
ロードレーサーって面白いんじゃないのか・・・?と気が付けば「買いたい」と考えるようになっていました。
「踏めば前へ進む」という自転車の魅力を多くの読者が本来知っているんでしょうね。特定のスポーツであれば競技人口・やったことのある人はある程度限られますが、自転車はかなり多くの人が乗ったことはあるものなので、そういう魅力ある題材を選んだことも面白さのベースになっているんだと思います。
こんなところでしょうか?
とにかく想像以上に面白かったです。
早く続きが読みたい!そしてロードレーサー買いたい!ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
【追記】
サブ主人公である1年生の今泉と鳴子のコンビ、どこかで見たことある感じだなーと思っていたんですが・・・
今日、それをふと思いつきました。
特徴を整理すると次のとおりです。
◯今泉・・・長身、つり目、無愛想
◯鳴子・・・小柄、関西弁、よく喋る、自転車にアツい思い入れがある
そう、バリバリ伝説のグンと秀吉のコンビに似てるんです。グンは長身でつり目で無愛想で、秀吉は小柄で関西弁でよく喋ります。それにライバル心がものすごく強く、競り合うことでお互いが成長していきました。いやー、懐かしい。
この組み合わせは王道なのかもしれないですね。
お笑いコンビでいうとナインティナインでしょうか。
ちょっと面白い思いつきだな−と思いました。
すごい流行っています!面白いと私の周りでも評判でした。
というわけで遅ればせながら、いつものようにレンタルコミックで読んでみました。
【結論】
面白い!
自転車が買いたくなる!
以上!ではちょっと本読みとして物足りないので、10巻までしか読んでいない身ではありますが、この漫画の面白さを考えてみたいと思います。
◯初心者な主人公
主人公(小野田)・・・初心者だけど、潜在能力が凄い
サブ主人公(今泉)・・・自転車一筋のエリート。無愛想でイケメン。
どうでしょう。この構成見たことありませんか?
そうです。スラムダンクと同じ構成です。主人公がオタクかヤンキーかという違いはありますが、桜木と流川のコンビにとても良く似ています。
この構成のいいところは、主人公が「素質のある」初心者であるため、あっという間に成長をしていく話を描けるということです。ちょっとしたことをきっかけに、また、努力により、ぐんぐん成長していく主人公を見るのは誰でも楽しいでしょう。
また、「競技自転車」というあまり知られていないジャンルを漫画化するにあたって問題となる、「素人に競技自転車の面白さをどう分かってもらうか」ということについても、この構成は有効です。
なぜなら主人公が読者と同じく素人であるため、競技自転車というものを一つ一つ一緒に知っていくことができるからです。
今泉君や女の子(名前忘れた・・・)などの登場人物を助言者として、最初は「ペダルの高さ」、次は「フロントギヤ」、次は「ロードレーサー」というように、競技自転車ワールドに少しずつ連れて行かれていく構成となっており、自然に世界に入って行くことができるように工夫されています。
◯試練→挫折→助力者→獲得→克服のサイクル
物語の基本的な構成ですが、これを(今のところ)忠実に繰り返しています。
この構成はとてもメリハリが効いて面白いです。
デメリットはあまりに続くとマンネリ化してしまうところですが、競技自転車の要素を一つ一つ小出しにしていくことで、上手くそれを避けているのはなかなか上手いなーと思います。
◯画力
上手いです。
◯自転車の魅力
誰でも乗ったことがある「ママチャリ」をスタートにしているところが上手いです。
ママチャリとロードレーサーを上手く対比させ、ロードレーサーの魅力を最大限に見せている気がします。そして不思議なのは、描かれているその魅力が、すっと自分の中に入ってくるところです。
ロードレーサーって面白いんじゃないのか・・・?と気が付けば「買いたい」と考えるようになっていました。
「踏めば前へ進む」という自転車の魅力を多くの読者が本来知っているんでしょうね。特定のスポーツであれば競技人口・やったことのある人はある程度限られますが、自転車はかなり多くの人が乗ったことはあるものなので、そういう魅力ある題材を選んだことも面白さのベースになっているんだと思います。
こんなところでしょうか?
とにかく想像以上に面白かったです。
早く続きが読みたい!そしてロードレーサー買いたい!ヾ(゚Д゚ )ォィォィ
【追記】
サブ主人公である1年生の今泉と鳴子のコンビ、どこかで見たことある感じだなーと思っていたんですが・・・
今日、それをふと思いつきました。
特徴を整理すると次のとおりです。
◯今泉・・・長身、つり目、無愛想
◯鳴子・・・小柄、関西弁、よく喋る、自転車にアツい思い入れがある
そう、バリバリ伝説のグンと秀吉のコンビに似てるんです。グンは長身でつり目で無愛想で、秀吉は小柄で関西弁でよく喋ります。それにライバル心がものすごく強く、競り合うことでお互いが成長していきました。いやー、懐かしい。
この組み合わせは王道なのかもしれないですね。
お笑いコンビでいうとナインティナインでしょうか。
ちょっと面白い思いつきだな−と思いました。
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