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2015年04月05日

初級レベルを脱したら、是非オープンスタンスを!

本日もフォアハンドを題材に。

題にもあるように、初級レベルを脱したらオープンスタンスを練習していきましょう。

まず、ここでいう初級レベルというのは

ある程度自分のスウィングがこんな感じ
球出しならまぁまぁうまく打てるけど、ラリーになるとうまく対応できないことが多く、長く続けられない

と、こんな感じのレベルだと思ってください。

というのも、あまりにも「基本が大事」というフレーズにこだわり過ぎて上達の妨げになっている方が多いからです。

まず、以前別のテーマで撮った動画を見てみましょう。
ちなみに、これは球出しで撮った画像ですが、当然スウィングよりも足の使い方を見てください。


球出しですら、踏み込んだり踏み込まなかったりしています。
これは3球目の少し深めのボールへの打ち方の静止画です。

@テイクバック
image.jpg

Aラケットダウン
image.jpg

Bフィニッシュ
image.jpg

左足は前には踏み込んでいないですよね。
オープン気味に打ち終わっています。

きっと、このボールに対して踏み込むと、若干詰まり気味になってしまうだろうという予測から、踏み込まずに打ったんだと思います。
このボールに対してしっかり踏み込んでから打つ、となると、そこそこ後ろに下がって軸足の右足を下げて踏み込みスペースを作らなくてはいけません。

もちろん、その形をとってもいいんですが、いかに楽に打つかを考えると、この形になります。

基本は大事。その通りなんですが、人間よりボールの方が絶対に速いです。
ラリーになると、踏み込めるボールもあれば、下がりきれないボールもあります。

踏み込めるボールは基本通り、踏み込みましょう。
ちょっと頑張れば踏み込める場合もちょっと頑張って踏み込みましょう。

ただ、下がるのが間に合わないボールが来たらどうしましょう??

ここで、オープンスタンスの登場です。

オープンスタンスを練習済みであれば、踏み込めないと判断したらオープンで何とか対応できます。
しかし、オープンはダメだ、基本通り!とこだわり過ぎると、当然、左足が邪魔になって詰まってしまいます。

と、こんな具合で返球できる人と、出来ない人が分かれます。

さらに、オープンスタンスなんて上級者がやることだ!
と決めつけて練習しない人もいます。

オープンスタンスが上級??
そんなことはありません。

基本ができて、さぁ、ラリーをしよう!となった時点で使い始めるべきで、練習すべきショットです。
また、この辺は指導者側にも問題があるかもしれません。


基本的な形が出来上がったら、その派生した形を練習しなくてはいけません。
ボールは自分に打ちやすいように変化してくれませんので。

これはストロークに限らず、他のショットにも言えることですか

基本を大事にしつつ、引き出しを増やしていきましょう!


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天野 幸之介
1977年生まれテニスコーチ歴は20年を越えましたw 毎日更新はできませんが、皆さんのテニスライフの楽しみに少しでもプラスになる事を書いていきます。 YouTubeを使いながら解説していきますのでよろしくお願いします。
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