着付け講師の美容道

『着物で出掛けると得をするわよ〜』
と、私の上司が言っていたのですが、本当ですね。

昨日、千秋楽を迎えた『ひとり文藝ミュージカル　静　もうひとつのこころ』
を三越劇場で観てきたのですが、お着物の方は無料でした！！

通常は5,000円なのですが、着物をして行けば無料で観ることが出来るのです。

私は他の先生方に連れて行っていただいたので、千秋楽までこの情報を知らなかったのですが、
世の中には、着物得点が沢山あるそうなのです。

着物好きの私、着物で出掛けずにはいられません。

話は戻り、ひとり文藝ミュージカルについて感想を…
静を演じた源川瑠々子さんはとっても美しい女性でうっとりしてしまいました。

先生方の中には、早着替えの着物の構造に疑問を持たれる方もいらっしゃったようですが、
私はうっとりしてしまいました。

夏目漱石の『こころ』をミュージカルにしたものなのですが、実は私は漱石命！
中学生の時の心の友は漱石さま
『こころ』で大人の恋…愛の刺激を受け、三角関係を知りました。
みんなが連ドラに夢中な中、私は漱石さまの世界観に夢中でした。

今までは妄想で『こころ』を読んでいたのですが、ミュージカルで小悪魔…
悪女…
清純な女性…
静を観た私は涙が出ました。

着物で、主役である静のここををあらわしている点も素晴らしい。

もちろん、歌や演技があってのものですが、着物で気持ちもわかるのです。

例えば、女学生時代のときめきをオ―ガンジーの袴であらわしたシーンは、
胸がキューンとなりました

袴が臙脂のオ―ガンジー。すごく素敵でしした。
かっちりした袴もいいのですが、恋する気持ちがあらわれていて、
しかも、子供の頃から描いていた世界観が目の前にあって…

思春期に何度も読んだ『こころ』を大人になった今、改めて読みたいと思いました。
思春期、青年期、中年…
年齢を重ねる毎に解釈が変わるかもしれません。
ずっと読み続けたい作品だと改めて思いました。

こころ (集英社文庫) 新品価格 ￥432から (2015/2/20 17:50時点)

改めて『こころ』を読むきっかけをくださった源川瑠々子さん、ありがとうございました。


さらに、素敵な情報です。
早稲田にあるリーガロイヤルホテル東京では散策＆読書ステイプラン『漱石の足跡2014』を実施しています。
3月31日までのイベントですが、漱石ゆかりの地でアカデミックな時間を過ごすことが出来ま。

3月末であれば桜も咲き始めるでしょうから、都内のホテルでゆっくりと過ごすのも素敵だと思いますよ。

また、着物で出掛けるとお得な情報などを事前に発信していきたいと思っていますので、
よろしくお願いいたします。