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posted by fanblog

2015年05月25日

火星に生物はいるのか?

こんにちわ、もんじです。

本日は皆さんが気になるところの、火星に生物はいるのか?という疑問に迫ってみようと思います。

marsCreature01.png

私たち人類をはじめ、地球には多種多様の生物が存在しています。

この地球のような星は宇宙では特別な存在なのでしょうか?
他の惑星にも生物が存在する星はたくさんあるのでしょうか?

この問題は、昔から多くの研究者が取り組んできた問題です。

それは研究だけが目的じゃなく、他の惑星にも生物が存在して欲しいという願望もあったのではないかと思います。

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そもそも生物とは何か?


火星に生物が存在するか?という問題はちょっと置いといて、まずは 生物 の定義からちょっと考えたいと思います。

marsCreature02.png

一般的に生物とは、「食べる」「繁殖する」という2つの条件を満たしている必要があると言われていますが、そうなると ウイルス なんかは生物ではないことになります。

しかし、もし他の惑星や隕石などからウイルスみたいなものが発見されれば、おそらくそれは 生物 と見なされると思います。

正直なところ、宇宙は広いです。
なので、形や組成が地球とはまったく違う生物が存在していても不思議ではありません。

呼吸をしない生物 だっているかもしれません。

我々の身体は炭素や酸素を中心とした有機物の構成されていますが、宇宙の中にはそんなものを 全く使わない生物 が存在するかもしれないのです。

つまり、我々人間の常識では「生物とは何か?」という問いには答えられないと思います。


火星人はいるのか!?


最初に火星の観測結果に基づいて 火星人 の存在を主張したのが、アメリカの天文学者 パーシル・ローウェル です。

19世紀末、火星の地表に多数の 運河 を発見したと言いました。

「明らかな人工建造物なので、これこそ火星人が存在する証拠である!」

と主張しました。

その数年後、イギリスのSF作家 H・G・ウェルズ が、あの有名な小説 宇宙戦争 の中で火星人を登場させました。

ローウェルによる学説とウェルズの創作によって、火星人=タコ星人 というイメージが定着してしまいました(笑)

しかし、時代が進んで観測技術が向上してくると、火星の運河などは存在しないことがわかりました。
運河が存在するから火星人が存在するという理論が根底から音を立てて崩れてしまいました。

このように火星人説は否定されてしまったのですが、その後さらに時代が進み、今度こそ本当に火星に生物が存在する(した)可能性について、まじめに論じられるようになりました。

さて、生物が存在するかもしれないという仮説の根拠として、水の存在が挙げられます。

火星には北極や南極を中心に、大量の水があることがわかりました。
水といっても液体ではなく氷の状態です。

marsCreature03.png火星の極冠の様子。白い部分は大気中の二酸化炭素が凍ったもので、その下に氷の層があると考えられています。


これは非常に重要な発見でした。
地球に置き換えて考えたとき、生物が生まれるには水の存在が不可欠だったからです。

最近の火星の砂岩の分析によって、かつて火星の表面に存在した水は塩分が高く、地球で見られるような生命は存在できないことを示唆しました。

しかし、高度好塩菌ならば生き残ることが出来ることがわかりました。

高度好塩菌だけでなく、地球の生命体を参考にせず、火星の環境に特化した生物ならばぜんぜんへっちゃらなのかもしれません。


その他の理由として、地球に落ちてきた火星の隕石にあります。

複数の隕石が落ちてきているのですが、その中の3つに生物の痕跡が見つかりました。
これについては、NASA が発表したときにちょっとした騒ぎにもなったので、知っている方も多いかもしれません。
(ただし、これが本当に生物の痕跡だったのかどうかについては今でも議論が続いています)

そして何より、今でこそ地球と火星はまったく違う環境になってしまいましたが、昔の地球と昔の火星は、かなり環境が 似ていた ことがわかってきました。

つまり、同じような環境の2つの惑星で一方に生物が生まれたのだから、もう一方にも生物が生まれても不思議ではないというわけです。

ただし、今の火星の環境を考えると、何かしらの生物が 昔は存在した かもしれませんが、もはや絶滅している可能性の方が高いでしょう。


他に生物がいそうな星


さて、火星に生物がいるという可能性は低くなってしまいましたが、太陽系の他の星に生物がいそうな星はいないのでしょうか?

生物として活動するためには、なんらかのエネルギーが必要なので、ある程度は太陽に近い星でなければ生物が存在する可能性はないようにも思えます。

ところが、生物がいる可能性が高いと考えられているのは、意外にも太陽からかなり離れた木星の衛星エウロパです。

marsCreature04.png

エウロパは太陽の光がほとんど届かず、地表の大部分が氷に覆われていますが、NASA の研究者によれば氷の下には巨大な塩水の湖があり、さらに多くの湖が存在する可能性もあるといわれています。

太陽光が届かない氷の下でどうやって生物たちがエネルギーを得ているのでしょうか?

それは、地球の深海に生きているジャイアントチューブワーム、貝類、甲殻類のようにブラックスモーカーと呼ばれる熱水噴出孔からエネルギーを得ているといわれています。

火星にも存在しない 液体の水 が本当にエウロパにあるのなら、生物が存在する可能性もかなり高くなるでしょう。

他にも太陽系には液体の水があるといわれている星がたくさんあります。

準惑星のケレス、木星の第3衛星ガニメデ、木星の第4衛星カリスト、土星の第2衛星エンケラドゥス、土星の第6衛星タイタン、土星の第1衛星ミマス、海王星の第1衛星トリトン、そして準惑星の冥王星です。

これだけあれば、どこかに生物が存在していてもおかしくないような気がしませんか?

夢が広がりますね、今後の探査に期待ですね。

でわでわ (´∀`*)ノシ

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タグ:火星 生物
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