彼女の名はセイラ
忘却の世界アルハザードから来た異世界人である
彼女はある目的のためこの世界に来ていた
そのためにある物を狙っていたのだ
あれは数日前
夜神蒼真がこの世界に召喚される前
一人の少年が朽ちた祠の洞窟で目覚める
少年の名はフリード・アインハルト
魔神を自らの中に封印したライブラである
しかしその反動で彼は子供の体になっていた
そこに現れたのがセイラであった
「貴方の力を貰うわ、丁度この洞窟で面白い魔法を手に入れたから」
そう言うとセイラはフリードを魔法で拘束した
「虚ろなる者よ、我が戒めの力の名において命ずる
我は戒めの楔、汝は贄、汝の魂を戒めの鎖の名において我ここに汝を封ずる!」
呪文を終えると同時にフリードの足元に魔法陣が現れフリードは黒い結晶に封印された
「封印完了、後はこの男から魔神の魂だけを抽出すれば私の願いが叶う」
「おおっと、そうはいかないな!」
「貴様は!」
セイラの前に現れた一人の男
どうやら二人は知人、しかも敵対関係のようだ
「今更何をしに来たのかしら?もうこの男の魂は私の物よ!」
フリードを封印した結晶事転移しようとしたが
「これは、反魔法結界!」
反魔法結界の効果でセイラは転移出来ない
男は手に剣を実体化させフリードを封じた結晶を破壊した
それと同時に砕けた結晶はロムレア全土に散らばるのであった。
「おのれ!」
「ふん、お前の計画はこれで当分は妨害出来た!」
と言うと男は転移魔法で転移した
それと同時に反魔法結界は消失した
その日、ロムレア全土に魔神の欠片と呼ばれる物が飛散した。
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