2015年05月23日
一人暮らしの娘へ
娘が東京に進学して、二カ月。
夢に向かって、頑張っている様子を、
毎日、電話で報告して来てくれます。
わたしは、そんな娘に、
本や新聞で読んだ、気になる言葉を、
送っています。
服飾の専門学校で学ぶ娘は、
感性・才能・センスなど、努力ではどうしようもないことで、
これから、いろいろな壁にぶつかるだろうと思っています。
そんな娘の力になるような言葉を、
探して、見つけて、贈っていきたいと思います。
『自分の経験から学ばねばなりません。
しかしそれだけでは小さすぎる』
やなぎみわ
美術家の言葉。
自分の独自性を確認したくて、
というか、それを確認しなくては
自分の存在がもたないような気がして
他人にはない素質や体験を見つけようと
自分の過去をほじくり返す。
こうして世界がどんどん縮こまってゆく。
<わたし>は、囲われた敷地ではない。
他の人たちとの関係が、
歴史のいろんな文脈が、交差する場である。
朝日新聞 折々の言葉 より
たった、18年しか生きて来ていない娘。
個性とか、らしさ、とかが求められる世界で、
ベクトルを自分の内面にばかり向けてしまっては、
行き詰ってしまうでしょう。
あなたらしさは、
あなたの周りの人たちの中で、
きっと育まれて行きます。
たくさんの人たちに、愛されてください。
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