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尿管結石にならないためには、どのような食事療法を取ればいいいでしょうか。
(1) 動物性脂肪中心の食生活を改めること
尿管結石のほとんどはシュウ酸カルシウムと言われています。
かつては、シュウ酸カルシウムの元凶は、動物性たんぱく質と言われていました。カルシウムの尿中への排泄が増加する一方、結石を防ぐ働きがあるクエン酸が減るからです。
しかし最近では、動物性脂肪のほうが、より一層、結石を形成することがわかってきたそうです。
脂肪は体内で分解されて脂肪酸となり、腸に到達し、カルシウムと結合して外に排泄されます。そうすると腸内でカルシウムと結合されるはすだったシュウ酸が余ってしまい、これが尿中に排泄されてカルシウムと結びつき、シュウ酸カルシウムとなるのです。
肉の脂身は取り除く、牛肉や豚肉は赤身のモモ肉やヒレ肉を、鶏肉はモモ肉よりムネ肉を、揚げ物はやめてゆでたり蒸したり焼いたりして脂肪を落とす、すき焼きよりはしゃぶしゃぶにするなど、食べ方や調理法を工夫すべきです。
(2) 水分をしっかりととること
たっぷりと水分をとり、尿量を増やすと、結石ができにくくなります。不要なものは、尿とともに排泄されます。
さまざまな研究によって、一日の尿量が2リットル以上では、結石の形成されるリスクはかなり低減できると言われています。ただし、糖分が多く含まれている清涼飲料水やジュースは要注意で、砂糖の過剰摂取は尿中へのカルシウムの排泄を増やします。
水分は、水道水やミネラルウォーター、麦茶、ほうじ茶がいいです。
次回は、続きを書かせていただきます。
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