四季ラビオリ

働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwwwから
16年間売れなかったお笑いコンビの解散報告ブログが結構きつい


おもいっきり同世代の方で、芸人を引退する文章を読んでいると来るものがあります。
「THE MANZAI 2012」の予選を落ちて引退を決意したそうですがいい潮時かもしれません。
頑張っても出来ない人達は、年数をいくら重ねても難しい。
運などもからんでくるでしょうが、そういうのも含めてチャンスをモノにできるか・・・



ブログの一文の

＞結果を出せなかった人はきっと「続けてても意味ないよ」なんて事を言ってたんだろうけど、
僕の耳には入って来なかったな。

推測ですが、お笑いをやめるように言ってた人はほとんどいないと思います。
だってこの年齢まで引っ張ったのなら、周りがごちゃごちゃいう事でもなく後は本人次第でしょう。



16年間やって結果を出せずに引退の道を選んだわけですが、自分的にはこの人は成功者です。
なぜならTVには出演したことがあるから。
ブレイクしなければ成功ではないと言う方もいるでしょうが、そんなのになったら極わずかです。
TVにすら出られない芸人が星の数ほどいるなかで、ある程度TV出演もして
面白かったと言ってくれる人がいるなら、この人のお笑い芸人としての人生は
自分から見ると成功だったと思います。
家族を養えるようにならなかったのは悔しかったと思いますが、それは仕方のないことです。



16年間も頑張ったという事は、お笑いの才能はあったほうでしょう。
完全に才能がないなら3年もやれば見切りつけるだろうし・・・
ある程度出来ると「いつかブレイクするかもしれない」と希望を持つから
簡単にはやめられません。
スギちゃんみたいな例もありますから。
でも、今回のこのニュースを見て、実際のところはブレイクせずに辞めていく人が多いことを
実感しました。
少し考えればわかることなんでしょうが・・・
この方もブログをやっているから、引退の件がニュースになったわけで
そうじゃなければ知らず知らずのうちに終わっていたわけです。



あるマンガ編集者の方が言っていたのですが、才能の無い方が持ち込みに来た場合
必ずいう言葉があるそうです。



「才能ねえからやめな」



きつい一言ですが、実はこれには理由があります。
例えばそこでやんわりと注意して希望を持たせてしまうと
20代〜30代という貴重な時間を、売り物にならないマンガを描いて潰してしまいます。
そこから普通のレールに戻ろうとすると大変な労力がかかることは知っているわけで・・・
そうならない為にも、これは俺がビシッといわなきゃいかんと。
読んだ時になるほどなと思いました。



今はなきM-1の参加資格も、コンビを結成してから10年間。
その理由は10年やって、芽が出なかったら諦めなさいということ。
残酷なようですが、それもまた真実。
島田紳助さんが深いことをおっしゃってました。



芸人16年・・・ブレイクしなかったことは悲しいでしょうが
色々とやってきたことは無駄になりません。
この経験をいかしてパルデンさんには新しい人生を頑張ってほしいと願います。