カモメの日記

葉酸はビタミンＢ群の一種で、核酸の合成やホモシステインのメチオニンへの変換などに重要な役割を担っている。



・不足症状として
　巨赤芽球貧血、ホモシステインの上昇（？）神経障害（？）などがある。

ホモシステイン上昇すると･･･脳卒中、心筋梗塞、脳血管性認知症、アルツハイマー病、骨粗鬆症になる可能性あり。

神経障害･･･葉酸の不足と胎児の神経管閉鎖障害との関係は明らかになっており、妊娠可能な女性に対しては、妊娠１カ月以上前から妊娠3カ月間までは食品からの摂取に加えて、栄養補助食品からも1日0.4mg程度の葉酸を摂ることが進められている。
しかし、遺伝子多型（個人差）により葉酸の代謝がうまくいかないため葉酸の働きが悪い人もいるが、こういう人たちも葉酸を積極的に摂ることでリスク回避することができる。





・葉酸の過剰摂取によるリスク
過剰摂取による健康障害として、ビタミンＢ12が不足している人に大量摂取すると悪性貧血の発見を隠してしまい、より一層重篤な疾病である後外側脊椎変性を進行させるといわれている。
サプリメントの使用で過剰摂取しないように注意が必要である。


・葉酸の食品からの摂取
葉酸はレバーや緑黄色野菜などに多く含まれているが、熱に弱く水溶性なので、調理による損失などもあり、食べ物だけでは十分な量がとれるとはいえない。逆に、サプリメントなどの栄養補助食品は食品中の葉酸とくらべて安定性や生体利用率が高い。従って過剰摂取には気をつけなくてはいけない。


・葉酸のサプリメントいろいろ種類あるけど？
　国民生活センターが2011年5月26日に「胎児の正常な発育に役立つ葉酸を摂取できるとうたった健康食品」の報告書には、【ジュンビー葉酸サプリ】というのがある。この報告書は、葉酸を摂取できるとうたった錠剤・カプセルの健康食品について、その葉酸含有量が表示通りになっているか、特定強調表示などの表示事項が健康食品に不適切に利用されていないか、などを調査したものである。