新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2023年11月20日
椎間板ヘルニア完治までの道 ー中編ー
前編はこちら。
https://fanblogs.jp/kajinominoru/archive/311/0
椎間板ヘルニアから坐骨神経痛という診断になり数日が過ぎた。
右臀部の梨状筋というところが硬く、骨盤右側が前に出るのが癖になっているとの事。
足も腰も日により張りがある。
自宅では朝、夕、就寝前、足の柔軟体操をゆっくりやるようにした。
仰向けになり、膝を抱えたり、臀部を伸ばしたり、紐を使って足裏を伸ばしたり。
特に調子が悪く痛む時は足裏が硬く全然伸びない。
どういう時に痛むのか検証した結果、下記になった。
・風呂上がり後の就寝前
・起床後
風呂上がりに暫くした後、足が硬くなり、立つ時に痛む事がよくあった。
ストレッチのし過ぎかと思いやめても、変わりなく足は硬くなった。
人間、起床後が一番身体が硬いそうなのだが、それ以前に寝ている時に問題があるのではないかとも考えた。
つまり冷えているのではないかと思い、冷えとりを強化した。
風呂上がりに身体に水をかけてからあがっていたのをやめた。
就寝時、寝苦しくクーラーをつける夜でも天然素材の股引きを穿いて寝た。
コーヒー、アイスコーヒーをやめて、生姜紅茶に変えて、食事でも生姜や身体を温める食材を摂るよう心掛けた。
振り返ると体を冷やすと言われている、胡瓜やトマトなどを夏によく摂っていた。
朝、夕方やっていたストレッチを朝だけにしてみても改善されず、お風呂上がりに痛くなるのは変わらなかった。
2軒目の先生がお手上げの様に感じた。
施術して骨盤を正しても翌日にはまたズレているとの事。
3軒目の違う整骨院で診てもらう事に。
坐骨神経痛である事は変わらず。
その先生が独自にやられている骨盤矯正メソッドと鍼をやる事に。どちらも自費診療だから財布に響く。
以前は初診以降は600円だったが、針の日は3900円、独自のメソッドもプラスする日は7000円以上になる。
最初の治療後は痛みが和らいだ時もあったけれども、今までにない激痛がある時もあり、不安になった。
お風呂上がりの激痛が凄かった。
先生との相談の結果、風呂上がりに床やソファーにいる時より椅子に座った時に痛みが大きく出ない事が分かり、風呂上がりに椅子に座ってみると前ほどの痛みは出なくなった。しかし、くつろげないという苦痛はある…。
寝姿勢も検証した。膝の下に敷く足枕を高くして足が下に落ちないように工夫してみた。
熟睡中は寝返りを打っているから最初だけだろうけれど、少し違う気がした。
ネットで調べると水不足が原因という医師もいて本を出している人もいる。
水禁止の悪き野球部の子供時代を過ごした僕は水をあまり飲まない。
考えると風呂上がり、椅子に座った後に痛みが出ないのは週末家呑み会の時。アルコールは利尿作用があるというから、水分摂取にはならないだろうけれど、コーヒー、紅茶ばかりの僕の身体には潤いを与えたのかもしれない。
という事で、水分補給を徹底してみた。
最初のうちは痛みが軽減したように思えたけれど、慣れてくるとそうでもなかった。
先生に内緒で湯船に浸からずシャワーに2回した。
すると風呂上がりも翌朝も痛みが軽減した。
先生に報告すると「浴槽での姿勢か温めたからか、どちらかだろうけれど、姿勢だろう」との事。温めたからではないと言い切る。
しかし、調べると温めた事によって起きる冷えが問題と書いている医師もいる。足が冷えて固くなる感じがあるから、そちらの可能性が高いように思う。
シャワーにしても、暫く横になった後に立つと痛みが出る事も。
枕、布団が良くないのではないかと考えた。
思えば布団はずっと上下を変えていない。試しに変えて比べてみると腰が沈まない。
足首が夏でも冷える事を先生に話してから、自律神経にも効く箇所に針をしてもらう事になった。数日経った日曜日。一日中眠い日があり、その翌朝起きて、立っても痛みが全然ない日があった。
痛みがなかったのはその日だけだったけれど、日々の不安や緊張が良くないと知る。
そしてストレッチボードも効果があるようだ。
3軒目に通って1カ月が過ぎた。
ストレッチボードに乗り続けられるようにはなったけれど、以前より太腿裏を伸ばすストレッチが出来なくなったり、先生独自の施術後の帰宅中には必ず激痛がある。先生は痛くなる事はしていないと言うが、痛くなる原因ははっきりしない。骨盤矯正しているお陰か反り腰はだいぶ改善されているようだけれど、翌朝の痛みは改善されないから、思い切って4軒目に。
今度は整骨院ではなく、整体。
3軒目の先生曰く「整体は白タクと一緒。無許可無資格でやっているから行くべきではない。」と言っていたが、資格があっても原因究明出来ないのでは意味がない。
4軒目の整体は国保が使えない自費診療。さらに財布に響くけれど、藁をもすがる心境が背中を押した。
気功整体と言われるもので、だんだん身体がポカポカしてくる。
しかし、これも良い効果が現れるわけではなかった。
もう一度、西洋医学に行ってみようと思い、整形外科に行ってみた。
事務所にスケジュールNGをお願いし、2022年がもう終わろうとしていた。
整形外科では飲み薬と塗り薬を処方された。
「半年で治る人が殆どだから飲んでみてねー」との事。まだ半年かかるのかと気が遠くなった。手術をしたら治るか聞くと「やっても治らない人もいるし、再発する人もいる」との事。どーすりゃいいのか。
そんな中、年は明け2023年になり、春になり、引越しをする事に。
引越し先にも整骨院が至る所にある。
目の前にもあって、今後他で怪我した時の為にもと思い行ってみたり、整形外科で薬を貰ったりして、飲み続けた。
そんなある日。
通っていた整骨院での事。
隣のカーテンにいる女性先生の言葉が飛び込んできた。
「まー、椎間板ヘルニアは手術しないと治らないですからねー」
後編に続く。
https://fanblogs.jp/kajinominoru/archive/311/0
椎間板ヘルニアから坐骨神経痛という診断になり数日が過ぎた。
右臀部の梨状筋というところが硬く、骨盤右側が前に出るのが癖になっているとの事。
足も腰も日により張りがある。
自宅では朝、夕、就寝前、足の柔軟体操をゆっくりやるようにした。
仰向けになり、膝を抱えたり、臀部を伸ばしたり、紐を使って足裏を伸ばしたり。
特に調子が悪く痛む時は足裏が硬く全然伸びない。
どういう時に痛むのか検証した結果、下記になった。
・風呂上がり後の就寝前
・起床後
風呂上がりに暫くした後、足が硬くなり、立つ時に痛む事がよくあった。
ストレッチのし過ぎかと思いやめても、変わりなく足は硬くなった。
人間、起床後が一番身体が硬いそうなのだが、それ以前に寝ている時に問題があるのではないかとも考えた。
つまり冷えているのではないかと思い、冷えとりを強化した。
風呂上がりに身体に水をかけてからあがっていたのをやめた。
就寝時、寝苦しくクーラーをつける夜でも天然素材の股引きを穿いて寝た。
コーヒー、アイスコーヒーをやめて、生姜紅茶に変えて、食事でも生姜や身体を温める食材を摂るよう心掛けた。
振り返ると体を冷やすと言われている、胡瓜やトマトなどを夏によく摂っていた。
朝、夕方やっていたストレッチを朝だけにしてみても改善されず、お風呂上がりに痛くなるのは変わらなかった。
2軒目の先生がお手上げの様に感じた。
施術して骨盤を正しても翌日にはまたズレているとの事。
3軒目の違う整骨院で診てもらう事に。
坐骨神経痛である事は変わらず。
その先生が独自にやられている骨盤矯正メソッドと鍼をやる事に。どちらも自費診療だから財布に響く。
以前は初診以降は600円だったが、針の日は3900円、独自のメソッドもプラスする日は7000円以上になる。
最初の治療後は痛みが和らいだ時もあったけれども、今までにない激痛がある時もあり、不安になった。
お風呂上がりの激痛が凄かった。
先生との相談の結果、風呂上がりに床やソファーにいる時より椅子に座った時に痛みが大きく出ない事が分かり、風呂上がりに椅子に座ってみると前ほどの痛みは出なくなった。しかし、くつろげないという苦痛はある…。
寝姿勢も検証した。膝の下に敷く足枕を高くして足が下に落ちないように工夫してみた。
熟睡中は寝返りを打っているから最初だけだろうけれど、少し違う気がした。
ネットで調べると水不足が原因という医師もいて本を出している人もいる。
水禁止の悪き野球部の子供時代を過ごした僕は水をあまり飲まない。
考えると風呂上がり、椅子に座った後に痛みが出ないのは週末家呑み会の時。アルコールは利尿作用があるというから、水分摂取にはならないだろうけれど、コーヒー、紅茶ばかりの僕の身体には潤いを与えたのかもしれない。
という事で、水分補給を徹底してみた。
最初のうちは痛みが軽減したように思えたけれど、慣れてくるとそうでもなかった。
先生に内緒で湯船に浸からずシャワーに2回した。
すると風呂上がりも翌朝も痛みが軽減した。
先生に報告すると「浴槽での姿勢か温めたからか、どちらかだろうけれど、姿勢だろう」との事。温めたからではないと言い切る。
しかし、調べると温めた事によって起きる冷えが問題と書いている医師もいる。足が冷えて固くなる感じがあるから、そちらの可能性が高いように思う。
シャワーにしても、暫く横になった後に立つと痛みが出る事も。
枕、布団が良くないのではないかと考えた。
思えば布団はずっと上下を変えていない。試しに変えて比べてみると腰が沈まない。
足首が夏でも冷える事を先生に話してから、自律神経にも効く箇所に針をしてもらう事になった。数日経った日曜日。一日中眠い日があり、その翌朝起きて、立っても痛みが全然ない日があった。
痛みがなかったのはその日だけだったけれど、日々の不安や緊張が良くないと知る。
そしてストレッチボードも効果があるようだ。
3軒目に通って1カ月が過ぎた。
ストレッチボードに乗り続けられるようにはなったけれど、以前より太腿裏を伸ばすストレッチが出来なくなったり、先生独自の施術後の帰宅中には必ず激痛がある。先生は痛くなる事はしていないと言うが、痛くなる原因ははっきりしない。骨盤矯正しているお陰か反り腰はだいぶ改善されているようだけれど、翌朝の痛みは改善されないから、思い切って4軒目に。
今度は整骨院ではなく、整体。
3軒目の先生曰く「整体は白タクと一緒。無許可無資格でやっているから行くべきではない。」と言っていたが、資格があっても原因究明出来ないのでは意味がない。
4軒目の整体は国保が使えない自費診療。さらに財布に響くけれど、藁をもすがる心境が背中を押した。
気功整体と言われるもので、だんだん身体がポカポカしてくる。
しかし、これも良い効果が現れるわけではなかった。
もう一度、西洋医学に行ってみようと思い、整形外科に行ってみた。
事務所にスケジュールNGをお願いし、2022年がもう終わろうとしていた。
整形外科では飲み薬と塗り薬を処方された。
「半年で治る人が殆どだから飲んでみてねー」との事。まだ半年かかるのかと気が遠くなった。手術をしたら治るか聞くと「やっても治らない人もいるし、再発する人もいる」との事。どーすりゃいいのか。
そんな中、年は明け2023年になり、春になり、引越しをする事に。
引越し先にも整骨院が至る所にある。
目の前にもあって、今後他で怪我した時の為にもと思い行ってみたり、整形外科で薬を貰ったりして、飲み続けた。
そんなある日。
通っていた整骨院での事。
隣のカーテンにいる女性先生の言葉が飛び込んできた。
「まー、椎間板ヘルニアは手術しないと治らないですからねー」
後編に続く。
2023年11月13日
椎間板ヘルニア完治までの道 ー前編ー
以前発症して完治した回転性めまい。
外リンパ瘻というあまり知られていない病気でしたが、この事を書いたブログが今も毎月多くの方に読まれていて、Twitterでもリンクが貼られたり、YouTubeにも質問を頂きます。
今回も誰かの役に立つ事を願い書きます。
2022年初夏。
右の太腿裏が痛む事が多くなった。
特にソファーから立つ時に激痛が走る。
そのうち治るかと思っていたけれど、なかなか治らない。
いつも行っている整骨院で診てもらっても改善されないから試しに違う整骨院で診てもらうことに。
すると、骨盤が後傾していて、右の骨盤が前にズレているとの事。
右足を上にして足を組んでしまうのは、そうする事によって前に出た骨盤が後ろに下がり均等になるかららしい。
「昔、大道具を担いだり、トラックに乗って作業したりしてたからなぁ」と思っていたけれど、心当たりが更にあった。
ギターを弾く時に足を必ず組む。
最近は座っていてもストラップをして演奏するようにしているけれど、昔は必ず足を組んでいたし、組んだ方が演奏しやすい。
そして、その姿に憧れもした。
足乗せ台も売られているけれど、贅沢に感じて手が出ていなかった。
他にも寝返りが少ないのでは?という指摘も。就寝時にどうなっているか分からないけれど、起床後身体が硬いし、うまくない気がしている。
そして座っての作業の多さ。
音楽制作が始まると長時間座り、運動不足になる。お裁縫も没頭すると長くなる。
整骨院に通い、一週間経っても痛みが改善されないので、大きい病院を紹介されレントゲン、MRIをやる事に。
すると…。
椎間板ヘルニアでした。
腰の下の方の5Sという箇所らしい。
診察室で画像を見せてもらったけれど、僕が見ても分かるくらい、片方は◯状なのに反対側がC状になっていて隙間があった。
痛み止めの薬、塗り薬(湿布は被れるので)をもらい、それからは週に一回、ブロック注射をする事に。(計4回)
整骨院にも通う事に。
このブロック注射、とても痛い。
患部の腰にしてもらうのだけれど、昔やった筋肉注射に近い激痛がある。
初回の翌日は痛みが改善されたけれど、その後は特に大きな回復はなし。
特に痛いのは起床後。
臀部と太腿の間や太腿裏に激痛が走る。
ブロック注射、計4回が終わり、痛み止めも無くなり、整骨院通院だけになっても、痛みはなかなか消えない。
痛み止めがかなり効いていたのが分かる。
痛み止めを飲んで、誤魔化しながら生活している人も多いみたいだけれど、俳優業的にそれは避けたい。
どんな姿勢でも痛みが出ない状態じゃないと現場には行けない。
整骨院の先生と相談して、色々取り組んだがそのタイミングが難しい。
コルセットを取るタイミング、運動し始めるタイミング。
少しの痛みなら、やった方が良いらしいけれど、どのくらいの痛みならいいのかが分からない。
段々動けるようになってきたかと思ったら、また痛みが増してきて、安静状態に戻ったりもした。
通院し始めてひと月半。
完治への道に霧がかかってきた時、
先生が言った。
「今は坐骨神経痛かもしれない…。」
中編に続く。
外リンパ瘻というあまり知られていない病気でしたが、この事を書いたブログが今も毎月多くの方に読まれていて、Twitterでもリンクが貼られたり、YouTubeにも質問を頂きます。
今回も誰かの役に立つ事を願い書きます。
2022年初夏。
右の太腿裏が痛む事が多くなった。
特にソファーから立つ時に激痛が走る。
そのうち治るかと思っていたけれど、なかなか治らない。
いつも行っている整骨院で診てもらっても改善されないから試しに違う整骨院で診てもらうことに。
すると、骨盤が後傾していて、右の骨盤が前にズレているとの事。
右足を上にして足を組んでしまうのは、そうする事によって前に出た骨盤が後ろに下がり均等になるかららしい。
「昔、大道具を担いだり、トラックに乗って作業したりしてたからなぁ」と思っていたけれど、心当たりが更にあった。
ギターを弾く時に足を必ず組む。
最近は座っていてもストラップをして演奏するようにしているけれど、昔は必ず足を組んでいたし、組んだ方が演奏しやすい。
そして、その姿に憧れもした。
足乗せ台も売られているけれど、贅沢に感じて手が出ていなかった。
他にも寝返りが少ないのでは?という指摘も。就寝時にどうなっているか分からないけれど、起床後身体が硬いし、うまくない気がしている。
そして座っての作業の多さ。
音楽制作が始まると長時間座り、運動不足になる。お裁縫も没頭すると長くなる。
整骨院に通い、一週間経っても痛みが改善されないので、大きい病院を紹介されレントゲン、MRIをやる事に。
すると…。
椎間板ヘルニアでした。
腰の下の方の5Sという箇所らしい。
診察室で画像を見せてもらったけれど、僕が見ても分かるくらい、片方は◯状なのに反対側がC状になっていて隙間があった。
痛み止めの薬、塗り薬(湿布は被れるので)をもらい、それからは週に一回、ブロック注射をする事に。(計4回)
整骨院にも通う事に。
このブロック注射、とても痛い。
患部の腰にしてもらうのだけれど、昔やった筋肉注射に近い激痛がある。
初回の翌日は痛みが改善されたけれど、その後は特に大きな回復はなし。
特に痛いのは起床後。
臀部と太腿の間や太腿裏に激痛が走る。
ブロック注射、計4回が終わり、痛み止めも無くなり、整骨院通院だけになっても、痛みはなかなか消えない。
痛み止めがかなり効いていたのが分かる。
痛み止めを飲んで、誤魔化しながら生活している人も多いみたいだけれど、俳優業的にそれは避けたい。
どんな姿勢でも痛みが出ない状態じゃないと現場には行けない。
整骨院の先生と相談して、色々取り組んだがそのタイミングが難しい。
コルセットを取るタイミング、運動し始めるタイミング。
少しの痛みなら、やった方が良いらしいけれど、どのくらいの痛みならいいのかが分からない。
段々動けるようになってきたかと思ったら、また痛みが増してきて、安静状態に戻ったりもした。
通院し始めてひと月半。
完治への道に霧がかかってきた時、
先生が言った。
「今は坐骨神経痛かもしれない…。」
中編に続く。