また暑くなるそうですが、だいぶ過ごしやすくなりました。
さて、やり出すと以前よりも見えてきたり、聴こえてくる事がよくある。
ギターをやり始めた中学時代、急にベースの音が聴こえてくるようになった。
上京して芝居をやり始めたら、照明がどう変化するのかや仕掛けが目につくようになった。
映像演技をやるようになった最近は、短期間でセリフを入れて現場で演技している皆さんを尊敬するようになった。
YouTubeで動画を作るようになってからはテレビのテロップが気になり見るようになった。
ナレーションの勉強をしている最近は、どう皆さんが読まれているのかとても気になるようになった。
CM、番組ナレーション、ニュース原稿などなど読む内容によってリズムやトーンが変わる。日本語はとにかくムズカシイ。
「発売中」という言葉一つとってみても、言い方は何通りもある。
(元気に)「はっつばーいちゅー!」
(明るく)「はつばいちゅー!」
(かっこよく)「はつばいちゅう。」
などなど。
どう変な言い方をして興味を持たせるかみたいな事にも最近はなっているようにも思える。
新劇育ちの僕としてはやってこなかった馴染みのない部分。
変な言い方は簡単そうに見えて、やってみるとなかなか難しい。
「変だな」と思うのは簡単で、やる側は相当操作していると思われる。
そんな僕が勉強として最近参考にしているのが夕方のニュース番組。
各局、ニュース以外にエンタメやグルメなどの情報を趣向を凝らして放送している。
その屋台骨を支えているのが、ナレーターの皆さん。
局によって読む分量に違いがあるようだ。
日本テレビは事件事故のニュース原稿ではないグルメや料理人奮闘記などは多彩な面々のナレーション陣。
僕の尊敬する羽佐間道夫さんや講談師の田辺 鶴遊さん、最近では中村雅俊さんもやられている。
ニュース原稿を読まれているのは、違う方達だろう。
一方TBSはナレーションが男女の二人。
僕が見た時だけかもしれないし、働き方改革や夏休みという事もあったかもしれないが約3時間この男女二人がグルメなどの情報、ニュース原稿、海外ニュースに出てくる老人や子供の声をやられていた。
それぞれ多彩に声音を変えているから、気にせず見ていたら気付かないかもしれない。(もっと人数が多いのかも知れないけれど…。)
その都度、ナレーション:誰々と出てくる事はなく、グルメ情報の時に一度出てくる程度。
この3時間近くの分量をやりこなすのは相当な技術、能力が問われ、ナレーターの仕事の中でも超一流の人じゃないと務まらないだろう。
しかし残念なのは、番組ホームページや番組表には記載されていない事。
だから本当に二人でやられているのかは分からない。
ネット検索するとお一人は判明。
よしいよしこさん。
https://voicediamond.jp/yoshii-yoshiko/
上記ページにあるボイスサンプルは凄く凝っていらして、僕が先日作った時に参考にさせて頂きました。
多分、僕が使っているような音楽ソフトを使っていらっしゃるだろう。
多彩な方は沢山いらっしゃる。
深く学べば学ぶほど難しいナレーション。
気にして聴くと面白いですよ。
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