チョコレートの落とし穴が嘔吐や下痢を引き起こす!?
チョコレートと言えば、大人から子供まで幅広い層に人気があり、世界で最も有名なお菓子のひとつです。 甘くて美味しいだけでなく、チョコレートの中に含まれるカカオが健康にも良いと注目されてカカオの含有量を増やした「高カカオチョコレート」なんて物もブームになりました。
これはカカオの中に含まれる「カカオポリフェノール」が肌の美容効果や動脈硬化の予防に繋がると言われ、特に女性を中心に人気を博しました。 しかし、そんな美味しくてかつ健康にも良いとされるチョコレートですが思わぬ落とし穴があります。 健康に良いと言われたチョコレートが原因で嘔吐や下痢が発症し、逆にあなたの健康を害してしまう恐れがあるのです。
【チョコレートによる健康被害って?】
なぜチョコレートによって健康が損なわれるのか? 先ほどカカオポリフェノールが持つ健康効果について軽く触れましたが、チョコレートにはポリフェノール以外の成分も当然含まれています。有名なのが「カフェイン」、「デオブロミン」、「チラミン」の三つです。これらの成分は多量に摂取し過ぎると、消化器官系の興奮状態や血管の収縮を引き起こします。その結果、嘔吐や下痢に繋がるのです。
健康にも良いとされるカカオを多く含んだ高カカオチョコレートは、普通のミルクチョコレートに比べてこれらの成分の含有量はなんと約5倍にもなるとの報告が国民生活センターからもあります。 健康に気をつけて始めたつもりが逆に……なんて事になってしまわないように適度な量を食べる事が重要なポイントです。
【チョコレートでアレルギーが起こる事もある!」
チョコレートで健康を害する原因はまだあります。それは「チョコレートアレルギー」です。 チョコレートの中には「ニッケル」が含まれています。ニッケルと言えば金属アレルギーを引き起こす事で有名ですが、これを摂取する事でアレルギー反応が起きてしまうのです。 アレルギー反応は様々で嘔吐や下痢、じんましんや頭痛、気管支喘息などの症状があります。
元々金属アレルギーの人であったり、一度に大量のチョコレートを摂取し過ぎてしまったりする人は特に発症しやすいので十分に注意をしてください。 余談ですが、このチョコレートアレルギーが原因でバレンタインデーを過ぎた時期には体調不良を起こして通院する人も多く、「バレンタインデー症候群」なんて呼ばれています。
有名なお菓子であるチョコレートには以上のようなメリットやデメリットがあります。もしも原因不明の嘔吐や下痢等に悩んでいる人がいればチョコレートの摂取量に一度注意を払ってみるのもいいかもしれません。
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