下痢の未来を左右するニラ!神にも悪魔にもなる理由とは?
ニラに含まれるにおいの成分は下痢に効果的です。 しかし食べすぎると、ニラの食物繊維が下痢を悪化させることもあります。 ニラと下痢の関係について知って、ニラを上手に食事に取り入れて下痢の改善に役立てていきましょう。
【下痢の悪化を防ぐには1食1束程度まで!】
ニラにたくさん含まれる不溶性食物繊維は摂りすぎると下痢に繋がる恐れがあります。 1食に理想とされる成人女性の食物繊維の摂取量が6gですので、ニラは1食に1束(食物繊維は2.7g)程度が上限になるでしょう。 ただし野菜をしっかり食べるのが夕食だけであるとか、その食事で摂る野菜が炒めたニラくらいという場合には、2束くらいならほぼ問題ないでしょう。
食物繊維は野菜や果物に多く含まれる、消化されない成分です。 人間の体が分解する酵素を持たないために、食物繊維はエネルギーに変換され脂肪に貯蓄されないのでヘルシーな栄養素と言われています。 食物繊維は水に可溶か否かで分類され、不溶性食物繊維は水に溶けない方の食物繊維になります。
不溶性食物繊維は水分を吸収することでカサを増し、腸を刺激することで便意を促す効果があります。 便秘に効果的と言われますが、裏を返せば下痢を悪化させるおそれもあるということです。
【ニラのにおい成分が胃腸を整えて下痢を改善する】
一種の硫化アリルであるアリシンはニラ特有のにおい成分で、消化液の分泌を促進し、弱った腸の負担を減らしてくれることで下痢を改善する効果があります。 またニラのもつ保温効果もお腹にやさしいと言えるでしょう。 しかし、この硫化アリルの成分は効能が高いだけあって、逆にお腹にとって強い刺激となり一時的な腹痛を感じることもあるようです。
そう言った意味でも摂りすぎないことは大切ですね。 また、お腹には良いといっても、ニラの強烈なイオウのにおいはエチケットの面で気になるところです。 食べる前に牛乳を飲む、食べた後にはお茶を飲んでデザートにりんごを食べるなどすると、においが落ち着いてくれるそうです。 ニラに腹痛や下痢などのお腹の不快感に効き目があることは昔から知られていました。
下痢のときや、胃腸の具合が悪いときにもニラのしぼり汁を飲むだけでお腹がラクになると言われています。 長い間お腹のお薬として使われてきた野菜であるというのは安心できますよね。ちなみに止血作用や外用薬としても役立ってきたようです。
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