下痢は入浴したが良い?悪い?その境界線って何!?
多くの方が一度は下痢に苦しんだことがあるのではないでしょうか。そんな時、お風呂に入って体をきれいにしてリラックスしたいと考える人も多いでしょう。ですが下痢の症状があるということは体に何らかの不調が生じているということです。そんな時にお風呂に入っていいのだろうかと疑問に思いませんか。
【下痢にはいろいろな原因がある】
下痢になると言ってもその原因はいろいろ考えられます。夏場に、ニュースでよく目にするようになる食中毒はウイルスや細菌、寄生虫が原因の下痢を引き起こしますし、熱中症になると体の中の水分、ミネラル、塩分のバランスが崩れて下痢になります。冬場に下痢の症状と言えばノロウイルスを多くの人が思いつくと思いますが、これも食中毒と同じでウイルスや細菌が原因の下痢です。また一年を通して冷え性の人やストレスが多い人も下痢になることがあります。
【下痢には入浴していいものと、控えたほうがいいものがある】
入浴していいのかどうかの判断は下痢がウイルスや細菌、寄生虫が原因で起きるものなのか、そうでないのかでします。ストレスや冷え性が原因の下痢のときには入浴しても大丈夫です。38℃から40℃のお湯にゆっくり入って、忘れずに水分補給をすることは下痢を治すのに効果的です。
しかし、例外として熱中症の場合は浴室が高温になるため入浴は控え、濡れたタオルでからだを拭く程度にしたほうがいいでしょう。そして、ウイルスや細菌、寄生虫が原因のノロウイルスや食中毒からくる下痢のときは、体についたウイルスや細菌が浴室の壁や床、蛇口などについていて、あとから入った他の人が知らないうちに手でさわり、その後食事のときなどに体の中に入り感染してしまうことがあります。
またその人がそのまま食事を作れば、それを食べた多くの人が同時に感染しかねません。熱いお湯に入ればウイルスや細菌も死ぬのではと考えるかもしれませんが、40℃前後で死んだりはしません。
【どうしてもお風呂に入りたいときは】
ウイルスや細菌が原因の下痢は入浴しないことがおすすめと記述しましたが、何日もお風呂に入れないのはつらいものです。そこで、どうしても入浴する場合は入るのを最後にするという方法がいいでしょう。そして、湯船に入る前に肛門をよく洗ってから入ることをおすすめします。
入浴後は浴室をきれいに掃除し、残り湯を洗濯に使うようなことは絶対にやめましょう。また、ウイルスや細菌は下痢の症状が治ったあとも、何日かはからだから排出されるのでこれらのことには注意するようにしましょう。
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