その下痢は生理はじゃなくて『子宮筋腫』かも?
今や女性の4人に1人は子宮筋腫があると言われています。子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍のことで、悪性の腫瘍に変化することはほとんどないのですが、筋腫の場所によっては不妊の原因になることもあります。実は、その子宮筋腫が原因で下痢になることもあります。
【生理時に下痢になるメカニズム】
生理の時に便通が良くなったり下痢が続くことはおかしなことではありません。実は、生理の時は子宮の伸縮に伴い、周囲の腸などの内臓も収縮するので腸の動きが活発になることで、便通が良くなったり下痢になってしまうのです。しかし、女性によっては生理になると日常生活が送れないほどのひどい下痢になるという方もいます。
月経困難症と間違われやすいのですが、子宮筋腫が原因の可能性があります。下腹部に違和感があったり、吐き気や吐いてしまうほどの下痢は月経困難症と思い込まずにきちんと原因がないか婦人科を受診しましょう。前述したように、子宮筋腫は不妊の原因にもなる可能性があります。若いからと油断せずに、妊娠を考える方は特に受診しましょう。
【子宮筋腫が引き起こす症状】
下痢以外にも子宮筋腫が引き起こす症状があります。例えば、「過多月経」や「貧血」「月経痛」などです。過多月経は生理が10日以上続いたり、出血量が多かったり血液の塊がたくさん出るなどの症状があります。貧血は、過多月経によって鉄欠乏性貧血になってしまう症状です。月経痛は、筋腫以外の筋肉部分が血を排出するために強く収縮し、強い痛みが伴うためです。
他にも子宮筋腫は便秘や腰痛、下腹部痛、頻尿などを引き起こす可能性があります。自分の生理はこんなものだからと思い込まず、症状を感じたら大きな病気ではないかと疑いましょう。子宮筋腫は良性の腫瘍とはいえ、不妊の原因の一つです。
症状を感じた時は婦人科を受診されることをおススメします。いざ、結婚して子どもが欲しいと思っていても、子宮筋腫が原因で不妊だと分かってからでは、時間もお金もかかってしまいます。何事も早目の行動が良いでしょう。
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