白っぽい水下痢の不思議!嘔吐がある場合とない場合は原因が違う!
誰でも下痢が続くと体もしんどい上に不安にもなりますよね。その上、便の色が白っぽい水下痢だったら不安もなおさらですよね。下痢の状態でも体からの何かしらの異常のサインです。その上白っぽい水下痢の症状がある場合は、正しい対処が重要です。白っぽい水下痢の際に嘔吐を伴うか伴わないかが一つの判断基準です。今回は、便のしくみや白っぽい水下痢についてご説明したいと思います。
【便のしくみ】
私たちヒトの便は健康な場合黄土色や茶褐色です。実はこの色は、食べた物を消化するための消化酵素である胆汁に含まれる「ビリルビン」という物質の色なのです。
私たちは食べ物を食べた後、食べ物は胃を通過し十二指腸に入り、その際に胆汁と混ざり消化されます。つまり便の色が胆汁の色ということは、胆汁が正常でなければ便の色も変わるということです。便が白い場合は何らかの病気の可能性があるというわけです。
【嘔吐を伴わない】
便の色が白っぽい水下痢の場合で嘔吐を伴わない場合は、「肝臓の異常」「胆嚢や胆管の異常」「膵臓の異常」を疑いましょう。血液検査や超音波検査やCT検査、MRI検査で異常を発見できるので、早めに病院を受診し適切な対処を指示してもらいましょう。
【嘔吐を伴う】
便の色が白っぽい水下痢の場合で嘔吐を伴う場合は、ロタウイルスの可能性が高いです。ロタウイルスは感染力の強いウイルスで、子どもに多い病気とは言え大人でも発症します。
嘔吐は1日から2日、下痢は7日間程度で治りますが、脱水状態になりやすいので注意が必要です。ロタウイルスには効果的な薬は無いため、子どもの場合は予防接種を接種するか、発症した際は脱水に気をつけミルクやイオン水をしっかり飲ませましょう。また、水分を飲みたがらない場合は、危険を伴うので小児科を受診し点滴などで対処しましょう。
大人の場合も脱水には要注意です。水分をしっかり摂取し、冷たい飲食は避けましょう。また、食物繊維が多い食べ物や柑橘系の食べ物も胃腸への負担が大きいので、おかゆやおうどんなどを食べるようにしましょう。
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