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2019年01月27日

市場規模急伸のエナジードリンク

飲料メーカーをはじめ、スポーツメーカー、ドラッグストア大手のPBなどが相次いで参入しているのが「エナジードリンク」。


市場規模400億円とも言われていて、急拡大しています。最近では、スポーツや仕事の合間でも手軽に栄養を摂取できるバーやゼリーなど、商品形態も様々です。


エナジー商品の原料となるBCAAやアルギニンといった各種アミノ酸の採用も増加傾向にあります。正直、消費者はそれぞれの原料の効果・効能、期待できるものなど詳しく知らないわけですが、書いてあるとなんだかその気になります。


こうした相次ぐ新製品はシェア争いを熾烈にしています。コンビニやドラッグストアを中心に展開し、スパーやディスカウントストアなどでも専用の棚が設けられるほどの存在感を持っています。


その中でもスタイリッシュな容器やビジュアルで若年層を中心にマーケットの急拡大をしているのがエナジードリンクです。


エナジードリンク市場は「レッドブル」が2006年に日本に上陸して以来、続々と海外ブランドが日本に進出して、急速にマーケットを形成してきたと言えるでしょう。


国産ブランドの台頭も著しくシェア争いも激化しています。それを表しているのが、各社のPB(プライベートブランド)。


ドラッグストア大手のマツモトキヨシ、健康関連商品メーカーのファイテン、ディスカウントストアのドンキホーテなど、相次いで投入しています。


ドリンク剤市場は2008年の1,147億円から昨年は905億円と減少傾向している中、エナジードリンクは2008年の30億円から昨年は394億円と急伸しています。


自分も「なんか疲れたなぁ」って時についつい買ってしまうリポビタン。栄養ドリンクの代名詞になっていますが、一見「栄養ドリンク」と「エナジードリンク」は関連性があるように見えますが、併用購入率は16%だと言います。そして合せて購入したり、エナジードリンクへ切り替える「スイッチ」などの傾向も少ないのだそうです。


メーカー分析によると、購入者層の20代以下はエナジードリンク、30代以上は栄養ドリンクという傾向だそうです。納得(笑)


エナジードリンクは、一時的なエネルギー補給やリフレッシュ時にのまれる傾向にあり、抗疲労のニーズには栄養ドリンクと、異なるマーケットが形成されているようです。


市場規模400億円に迫って来たエナジードリンク。ドリンク剤2割減の中で、各社が力を入れたくなるのもわかりますね。



2018年08月29日

旬のさんま!無料配布したらどう?

いやぁ、日経みましたよ。


先週から本格化したサンマ漁の成果。北海道・根室市の花咲港に28日朝、およそ1,300トンが水揚げされたとの事。


多いの?少ないの?って豊漁です。港はかなり沸いたようです。


根室市の花咲港には、午前4時すぎから、大型と小型のサンマ漁船20隻余りが次々と戻り、この漁獲となったようです。


形のいいようですし、8月にこれだけの豊漁は初めてという話もありました。


実際、1日で1,000トンを超える水揚げは久しぶりなわけで、競りでは1kgあたり210円と値段。先週の3分の1以下に値下がりし、根室市内の小売店では、最も安いもので1匹100円を切る価格で販売されていたそうです。


ほかにも、28日に水揚げできなかった漁船が29日以降、2,600トンを超えるサンマを水揚げする予定だというから驚きです。


加工用にもどんどん回してもらえれば我々の製品にも恩恵が出てくるんですけどね。あまり下がり過ぎるのも良くないですけど、脂がノッて型のいいさんま。早く食べたいです。




2018年03月12日

補助金で水産加工場を立て直したが・・・・震災復興の件

三陸沿岸の水産メーカーさんといろいろお話をする機会があるのですが、商品開発について悩みどころが多くあるようです。


ある元水産加工メーカーの営業マンとの会話の内容です。


7年前、東日本大震災によってそこの工場は被災しました。その後、補助金などを利用して再び工場を建てて設備を整え再開しました。


しかし、なかなか商品が売れず・・・しまいには価格を叩かれ儲からず・・・・結局商売をあきらめてしまったそうです。


その裏には、補助金による再建にあったそうです。もしかすると悪い点だけを聞いてしまっているのかもしれませんが、こんな話でした。


補助金によって立て直す条件として様々付いてくるわけですが、前浜での原料を利用するような条件があったそうです。地元の原料を活用して商品化するという事ですね。


被災した工場関係はみなさんあれこれ補助金等を活用して建て直してきたわけですが、みんなが地元の浜原料を利用します。加工する設備なども結局どこも同じような機械。


原料が同じで、機械も同じなら出てくる商品はどこも一緒。最終的には、価格の安い方に流れてしまう。そんな中でひときわ目立った商品を作り出すのは至難の業なんです。


立ち上がったものの体力のない企業はすぐに倒れてしまうという事なんです。


んんんん・・・考えさせられてしまいましたね。ちなみに、元水産加工メーカーのその営業マンは現在、市場関係に商品を運ぶようなトラックの運転手になっています。


拘束時間が長くて、これはこれでつらい・・・なんて話でした。最近は勤務時間については緩和されてきたようです。その辺の話も次は聞いてみたいです。



タグ:震災
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