生産工場見学！　結構面白いですよ: ビジネスと趣味の混同カフェ

2015年03月08日

生産工場見学！　結構面白いですよ

食品の製造工場など見学する機会があるのですが、皆様もＴＶなどで見たことありますよね。すごいスピードで処理される製造ラインや、「手作業だったの？」と驚く場面など。

大手メーカーの製造工場はもともと見学してもらえるように通路を確保したりして建設されています。見られることによる効果と言うものは結構重要なのです。

それに関連して、食品製造工場における取り組みをご紹介します。

全部見せちゃう！

２０１４年９月に建て替えを行なった「味の素冷凍食品」の関東工場(群馬県)の工場長の一言。

「安心して購入してもらえるように≪全てを見ていただく≫というコンセプトで生産ラインの配置を行ないました」

これはいつか行って見たいのですが、工場一階にあるデザートの生産ライン。「ガラス張りの見学通路から生産ラインが見渡す事ができラインの９割を通路から見えるようにしました」と言うとおりのレイアウトとなっています。残る一割は生産設備や柱などで遮られているが、専用カメラから見学通路に置かれたモニターで丸見えとなっている。備え付けのコントローラーで左右に動かす事もできるとあって、さながら監視ルームの疑似体験もできるような仕組みです。

今でこそ、生産工場を映し出す番組などで視聴率が取れるとおり、【ブラックボックス】と言われた生産工程への私たちの興味は高いのです。あれ、業界の僕らだけでしょうか(笑)

「メーカー側の安全を伝える取り組みが不十分だった事もある」と謙虚なコメントをつぶやく同社の社長さんは「見える化」に取り組む理由を公開しています。

中部工場（岐阜県）の見学に小学生の息子と４０歳代の女性が参加し、≪エビ寄せフライ≫の生産工程を食い入るように眺めていたそうです。「うんまそうぉ！」と見ていたか分かりませんが、その後の感想で「普段食べているものがどう作られているかを見ることが出来、より安心して食べられる」と伝えたそうです。実際に消費者の視線を感じることで、ラインで働く従業員の安全意識の向上にも繋がっていますし、そういった、実際においしい！と言って食べて頂ける人を近くに感じながら仕事が出来る環境だとやりがいも感じられる！そう思いました。

見られることによる効果ってそんなモチベーションにも影響するんですね。

これからもがんばります！