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2023年08月12日

氷山の一角はフードロスにも当てはまる。実は2,000万トンの廃棄

食品加工業や畑などの生産現場で発生する「食品端材」って、フードロスとして捉えられずに、毎年約2,000万トンも廃棄されているらしいです。

これを含めずして、国内では年間約600万トンの「まだ食べられるのに賞味期限切れなどで廃棄されている」と情報が発信されています。

日本の食品ロスは年間600万トン、これは聞いたことがあるのではないでしょうか?自分も600万トンと記憶していたのですが、「隠れフードロス」とでも言える野菜の端材などが約2,000万トン廃棄されているという話は衝撃的でした。

野菜の端材は水分を含み傷みやすく、輸送効率が悪いという点もあるかもしれませんが、これらを低コストでパウダー状に加工する食品乾燥装置「加熱蒸煎機」を開発し、ビジネスとした会社があります。

加熱蒸煎機は300-400℃に加熱した水蒸気と熱風を、あらかじめ数ミリに刻んだ原料にあてて乾燥させます。とくちょうとしては加熱時間が5-10秒程度で原料へのダメージが最小限で済み、酸化させないことが挙げられます。

しかも、水蒸気で焦がすこともないため、熱風乾燥での茶色くなってしまう現象がなく、緑の野菜は緑のままパウダーとなり、栄養価の損失も熱風乾燥に比べると少ないのだそうです。

画期的な乾燥加工は、高温にしたセラミックに水を噴射して瞬間的に加熱水蒸気を発生させるユニットになるのだそうです。もちろん特許出願中であり、これはボイラーレスを実現させ、低コストにつなげているとの事です。

2020年8月創業の「ASTRA FOOD PLAN梶vの隠れフードロスへのアプローチは大手外食チェーンとの取り組みにもつながり、みんな大好き(個人的によく通う)葛g野家ホールディングスと、焼きたてパンのチェーン店を運営する潟|ンパドウルによる「オニオンブレッド」の共同開発プロジェクトとなりました。

吉野家では、セントラルキッチンで牛丼用の玉ねぎをスライス加工しているのですが、芯をくりぬいてスライスする際に、規格外の端材は発生するそうです。

その量、1日で最大700kgという事で、隠れフードロスに貢献(?)していたわけです。キャベツや白菜などの端材は飼料として動物園に寄贈するなど、「廃棄」とならないように努めてきているものの、玉ねぎは動物が摂取すると、中毒症状を起こす可能性があり、堆肥化か廃棄しか処分方法がない、、、、という問題があったのだそうです。

この「玉ねぎ端材」の有効活用に一役買ってビジネスとなりだしたのが加熱蒸煎機を開発したASTRA FOOD PLAN鰍ネんですね。

実際に、このパウダーを商品加工に使用して付加価値を高めるものにしようと、ポンパドウルでの採用が決まり、オニオンブレッドが誕生しました。

パン生地に練りこんで焼き上げると、香りがとてもよくなり、少量スタートの製品化だったのが、大好評で数量を増やしていきたい!というお話でした。

さらに、ビジネスの仕方なんでしょうが、加熱蒸煎機を吉野家に導入してもらい、パウダーをASTRA FOOD PLANが仕入、ポンパドウルに販売するという流れにしていこうとしています。

「機械」を販売するんですね。フードロスを削減する「機会」を販売するんですね。


これまで不必要なものだった、副産物、未使用部位など、問題意識がなければこうした事例も起こりえなかったと思います。

食品業界に身を置いているのでこうした話も聞こえてくるのですが、食品に限らず「問題意識」「持続可能性」そんなことを意識してみると、まだまだチャレンジしていないことがたくさんあるんじゃないかと感じました。



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