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2015年01月30日

米西海岸スト その後・・・長引く!?


米西海岸のストの件・・・何回か記事にしましたが現段階の情報を報告したいと思います。



米西海岸の29箇所の港湾を代表する太平洋海事協会(PMA)と港湾労働者約2万人を代表する国際港湾倉庫労組(ILWU)の間で難航していた労使交渉ですが、進捗としては

「コンテナを載せるトラックのメンテナンスなどをめぐる問題に関して、双方で暫定合意したようです。

この問題は今回の件では主要な懸案で、その他の「賃金」「退職年金」「協定期間」などの交渉議題も前向きに行なわれていくのかなぁと思っています。

PMA側では近いうちに「全面合意できる!」という期待を持っています。

しかしながら、米西海岸の港湾では労使交渉の難航で貨物の出入りが数カ月にわたってほぼ停滞している状態。

画像が悪いですが、現地の比較写真


【通常時の港】
こみこみコンテナ港はこんな感じです。
穏やかですねぇ



【停滞中の現在】
込んでるこれは何っ!
ビッチビチ。動かす重機すら動けんっ



懸案事項を一つ一つ合意させてから通常の作業に戻るわけですが、
このスローダウンの代償は非常に大きいのです。


この状態から通常の流れに戻すためには、半年から一年以上かかるとまで言われています。


その間にも食品類はコンテナの中で賞味期限を過ぎてしまうものも出てきます。
旬やトレンドを取り逃しますし、計画していた販売額と製造コストが損失として出てきます。


こみぐらいいろいろなカラーがあるんですね。

なんてのんきに言ってられません。

コンテナ内には食品もあるんです。





このコンテナの山、西海岸の各港に滞留している輸入コンテナをさばき、徐々に輸出の
ブッキングを受ける事から始まると思います。


米国より輸出を待つ貨物は、米国内の倉庫にこの数か月で大量に溜まっており、
空コンテナの確保が出来ない限り、輸送したくとも輸出のブッキングが進まず、荷物は動き始めません。


仮にコンテナの空きが出来てきても、昨年春頃に多量のシャーシを廃棄しており、
中西部から西海岸へ輸送する汽車のキャパ不足というつけもあります。


労使問題で頭を抱えながら、やっとこさ動き出しても別問題で頭を抱える・・・
早く解決に至ってもらいたいですが、まだまだ先は長いかも知れません。


一般家庭への大きな影響はないと思いますが、そんな中を必死に戦い続ける人たちがいるんです。



「みんなの食卓のために!」











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