2019年11月14日
記録的不漁のイカ 過去最低!
スルメイカ漁が記録的不漁になりそうだ・・・・。ってここ数年いつも「記録的」ですけどね。
最盛期を迎えているわけですが、10月末までの全国の生鮮イカの漁獲量は過去最低の前年同期よりさらに約1割少なく、卸値は15%ほど上昇しました。特に船上で急速冷凍して港へ運ぶ「冷凍イカ」、あれね。これの水揚げが少ないです。漁獲量は75%減少、卸値はここ5年のスパンでみると2倍になっています。
価格が2倍になったら、お父さんのお酒のつまみは量が半分ですかね。
今週12日早朝、「イカの街」北海道函館市の水産物地方卸売市場で伝統のスルメイカの競りが始まりました。函館市民の方には地元過ぎてあまり興味がないかもしれませんが、船内水槽で生きたまま運ばれた透明で新鮮な「いけすイカ」。函館朝市のイカソーメンには欠かせない食材ですが、この日の水揚げはわずかに4箱・・・。競りは10秒ほどで終了したそうです。
不漁で価格も高騰していますし、市内の回転ずし店ではイカ1皿2貫で400円なんてことに。赤身のマグロと同じ値段で並ぶいかは、もはやイクラ軍艦やホタテより高い食材。
スルメイカの2018年の漁獲量は4万6千トンと過去最低を記録しました。20万トン前後とれていた5年前の4分の1しかとれていません!
今年はさらに不漁が深刻になっている事をしってほしい!主産地の函館では漁が解禁された6月から11月10日までの水揚げ量は481トン。さっきの数字と比較しても絶望的ですよね。前年同期に比べ4割少なく、1キロあたり920円と単価は3割高くなりました。
特に不漁が目立つのが、スルメや塩辛などに使われる冷凍イカ。今年の全国の漁獲量は前年同期比75%減と超絶減!卸値は5年前の2倍以上の800円前後と過去最高値圏にあります。
ここから業界の話になってきますが、函館市は漁船の燃料代補助に加えて、今年、加工会社向けに「魚種転換支援事業補助金」を新設しました。高く売れても数量がなければ利益を出せません。というより、高すぎて売れないってことだと、漁師の方も生活できません。違う魚種でもやっていけるように支援しています。
ご存知の通りの特産品「イカめし」ならぬ、イワシの腹にコメを詰めて炊き上げた「イワシ飯」も登場しています。
どうですか?気になる方はどうぞ。製造メーカーのエビスパックさんには、さんまめしもあります!まだ食べたこと無くて、商談会で見ただけです。
イカの話に戻りますが、不漁の原因は、海洋環境の変化と言われています。海水温や潮流の変化に特に敏感な生き物なのがいか。スルメイカは九州南部沖合の産卵場で生まれ、夏から秋にかけて日本近海を北上しながら成長します。
今年は「対馬暖流の流れが強く、日本海を北上するイカの7割が韓国側を経由している」北海道大学の名誉教授が話しています。好漁場となっている日本海の大和堆を北上するのは3割程度。環境の変化に人間がついていけてないと考えてもいいかもしれませんね。
暗い話だけだとさみしいので、明るい兆しを最後に!
北海道東部の羅臼地方では現在、前年の100倍の1000トン超の水揚げがあり、かつてない豊漁となっています。
九州南部の産卵場は「赤ちゃんイカのふ化に適した海洋環境にある」そういった話もあり、この状態が続けば、数年後にイカが増える可能性もあるとされています。
漁獲される場所が変わったという部分はありますが、絶対数は激減です。増える可能性もここ数年をかけて徐々にって感じでしょうから、まだまだ深刻な状況は続きます。
最盛期を迎えているわけですが、10月末までの全国の生鮮イカの漁獲量は過去最低の前年同期よりさらに約1割少なく、卸値は15%ほど上昇しました。特に船上で急速冷凍して港へ運ぶ「冷凍イカ」、あれね。これの水揚げが少ないです。漁獲量は75%減少、卸値はここ5年のスパンでみると2倍になっています。
価格が2倍になったら、お父さんのお酒のつまみは量が半分ですかね。
今週12日早朝、「イカの街」北海道函館市の水産物地方卸売市場で伝統のスルメイカの競りが始まりました。函館市民の方には地元過ぎてあまり興味がないかもしれませんが、船内水槽で生きたまま運ばれた透明で新鮮な「いけすイカ」。函館朝市のイカソーメンには欠かせない食材ですが、この日の水揚げはわずかに4箱・・・。競りは10秒ほどで終了したそうです。
不漁で価格も高騰していますし、市内の回転ずし店ではイカ1皿2貫で400円なんてことに。赤身のマグロと同じ値段で並ぶいかは、もはやイクラ軍艦やホタテより高い食材。
スルメイカの2018年の漁獲量は4万6千トンと過去最低を記録しました。20万トン前後とれていた5年前の4分の1しかとれていません!
今年はさらに不漁が深刻になっている事をしってほしい!主産地の函館では漁が解禁された6月から11月10日までの水揚げ量は481トン。さっきの数字と比較しても絶望的ですよね。前年同期に比べ4割少なく、1キロあたり920円と単価は3割高くなりました。
特に不漁が目立つのが、スルメや塩辛などに使われる冷凍イカ。今年の全国の漁獲量は前年同期比75%減と超絶減!卸値は5年前の2倍以上の800円前後と過去最高値圏にあります。
ここから業界の話になってきますが、函館市は漁船の燃料代補助に加えて、今年、加工会社向けに「魚種転換支援事業補助金」を新設しました。高く売れても数量がなければ利益を出せません。というより、高すぎて売れないってことだと、漁師の方も生活できません。違う魚種でもやっていけるように支援しています。
ご存知の通りの特産品「イカめし」ならぬ、イワシの腹にコメを詰めて炊き上げた「イワシ飯」も登場しています。
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イカの話に戻りますが、不漁の原因は、海洋環境の変化と言われています。海水温や潮流の変化に特に敏感な生き物なのがいか。スルメイカは九州南部沖合の産卵場で生まれ、夏から秋にかけて日本近海を北上しながら成長します。
今年は「対馬暖流の流れが強く、日本海を北上するイカの7割が韓国側を経由している」北海道大学の名誉教授が話しています。好漁場となっている日本海の大和堆を北上するのは3割程度。環境の変化に人間がついていけてないと考えてもいいかもしれませんね。
暗い話だけだとさみしいので、明るい兆しを最後に!
北海道東部の羅臼地方では現在、前年の100倍の1000トン超の水揚げがあり、かつてない豊漁となっています。
九州南部の産卵場は「赤ちゃんイカのふ化に適した海洋環境にある」そういった話もあり、この状態が続けば、数年後にイカが増える可能性もあるとされています。
漁獲される場所が変わったという部分はありますが、絶対数は激減です。増える可能性もここ数年をかけて徐々にって感じでしょうから、まだまだ深刻な状況は続きます。
タグ:スルメイカ
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