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2019年05月16日

未だに?「カジキマグロ」って魚はいません!

以前に、「”まかじき”と”めかじき”は違う魚です」みたいな記事を書いたのですが、また混乱させるかもしれません。


あのーー、いまだに「カジキマグロ」という言葉を使用なさる方、おりませんでしょうか?


「カジキマグロ」という魚はいないのです。そのような名詞を当てて呼んでいるお魚はどちらなんでしょうか。


カジキは「梶木」、マグロは「鮪」です。昔のはなしとなりますが、仕出し屋さんなんかで重宝されていたカジキですが、食味がマグロと似ている事と、鮪のように変色が早くない(足が早くない)ところから、代替的な使われ方をしていた事から、消費者も混同するようになったのかもしれません。


びっくりしたのは水産関係の業者さえ「かじきまぐろ」って言葉を堂々と使ってる事もあります。この「カジキマグロ」という言葉ですが、由来を探ってみました。


諸説あるなかで、1954年にマグロ漁船【第五福竜丸】がビキニ環礁の水爆実験に遭遇し、被曝した事件がありました。この事件を報じる際に、日本のメディアは「カジキマグロ」という呼び方をしたそうで、この事が日本人がマグロをカジキマグロと呼んでしまう原因になったとする説がありました。


あーあ、またメディアですか。


マグロはサバ科の魚であり、カジキとは科の異なるまったく関係の無い種ですし、カジキマグロという魚は存在しません。とかってばっさりと、カジキの種類でも次回書き残します。



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