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2017年07月31日

魚屋の本気!極洋 秋冬向け新商品発表

だんどり上手」のシリーズで、膨らむ市場でどんどん攻めている極洋は、7月28日、秋冬向けの新商品52品を発表しました。


市況高騰などにより大手メーカーの間では加工食品原料としても魚離れが進む中「もっと魚にできること」をテーマに、塩釜工場での自社加工品を充実させた形となっています。52品中45品で水産物が主原料となっています。


売上目標は業務用24億、市販用17億という規模。


水産加工品ではアルゼンチン産アカエビを天ぷら、フライ用に伸ばした商品を発売します。うちで扱っているのはバナメイでしたけれどもAR伸ばし海老ってどうだろう?気になりますね。資源状態がよく、天然物ですが、安価な事から加工原料として積極的に採用している流れからラインナップをさらに拡充していくようです。


また、鹿児島県に設立した鰹たたき加工専門の指宿食品からは「溶岩やき」の新商品を展開します。桜島の噴火で流れ出た溶岩由来の岩石を熱して、発生する遠赤外線の力で表面をあぶったかつおのたたき!これも気になります。鹿児島県ならではの商品として地元を中心に売り込んでいくようです。


私たちの業界でもある業務用冷凍食品では、魚を主原料にしたコロッケ「魚屋(ととや)の食卓」シリーズを5品に拡充です。「ととかつ」という商品もあるのですが、この「魚(とと)」とはどうやら「魚」の幼児言葉からきているようです。知名度も高いお菓子「おっとっと」もそんな感じでしょうかね。あれってお魚のかたちをしてますから。


グラン・デリ ワンちゃん用おっとっと チキン&ビーフ 50g



水産加工品には和総菜が多い中、養殖向け商材を充実させるため、クラムチャウダー味、海老のビスク味、博多明太味などを用意します。また、原料を調味液につけて燻製風味にした白身魚やさばを使ったフライ、唐揚げと言ったこれまでになかったタイプの商品として、資源回復が顕著なマイワシを、脂の乗った北海道産原料に限定して作った「イワシの唐揚げ」などさすが魚屋!という商品を多数そろえています。


市販用はあまり詳しくないのですが、同社のロングセラーでもあるオーシャンキングを使った「かにかま天」など弁当用商材を投入します。さらに缶詰では、カゴメと提携して調達したトマト原料で「SABAKAN・さばのトマトパッツァ」「カレー煮込み」の2品が発売されます。


今後も順調な展開を見せてくれそうな極洋さん。期待してます。







 →カゴメの過去の自主回収

タグ:極洋
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