2015年12月21日
賞味期限切れの商品を出荷|間一髪お客様へは届かず・・・
油断大敵。半年に一度ひやっとさせられますね
雪の少ない冬となりそうですが、ドカ雪が一発年内にきそうな雰囲気もあります。嵐の前の○○なんでしょうかね。
先週、わが社である事件が起きてしまいました。「賞味期限切れ商品の出荷」です。
安全・安心を謳い、お客様からの支持を頂けての現在の売り上げですが、毎年増収増益の推移をさせていただいている今期は、過去最高益の達成が確定しており、物量も例年にない数量です。
現場はというととにかく忙しい毎日を繰り返しているのですが、ここにきて食品問屋として最大の失態、賞味期限切れ商品の出荷を引き起こしてしまいました。
実際は、営業所へ出荷した商品が賞味期限切れをしており、その営業所からお客様へ届けられる前に発見され差し替えて納品出来たので、ご迷惑をおかけすることは無かったのですが、ここ本社としての信用を損なうような失態。
通常のロケーション(保管棚)に置かれていた賞味期限2015.11.19の商品が2015.12.16に出荷されてしまったのだ。
ISO22000という食品安全の国際規格のマネジメントシステムに取り組んでおり、こうしたハザードに対してOPRP(オペレーションPRP)で管理をしておりました。
それでも出荷されてしまったんですね。
自分に第一報が入った際、現場への事実確認をとると同時に、その先のお客様への対応可能商品の有無を確認しましたが、納期変更という形でお客様へは対応することになりました。
一方現場では、出荷の際にすべての商品の賞味期限を記録しているピッキングリスト・・・・そこに「15.11.19→16.11.19」と書き換えられた記録が残っていました。
ショックでした。過去何度かこのような件が発生していて、その都度対策を講じてきました。実際手間ばかり増えているようにも思えますが、
年2回の棚卸時の賞味期限データ作成
データによる各月の賞味期限リストの作成
翌々月賞味期限商品の別管理(通常ロケーションからはずす)
出荷指示書(ピッキングリスト)への全品賞味期限転記
入荷商品の全品賞味期限転記(入庫可能残賞味を設定している)
ピッキングリストのチェック(転記された賞味期限のチェック)
といった作業を行っている。そうした中で、通常のロケーションに先月賞味期限が切れたものが残っていた事、リストのチェック時に発見されていたものの「年の書き間違いかぁ」とかなんかで修正されそのまま通過していた事といったヒューマンエラーにより問題商品が出荷となってしまったのです。
そもそも今回は冷凍食品で360日の賞味期限があるのに、売れずに残っている事も良くないのかもしれませんが、大体そんなもんで、そこは触れないとして、この賞味期限切れ商品の出荷は致命的だと社内での認識です。
その認識が末端まで浸透されていないからこそ発生したのだろうと思います。
年末の忙しい時期ではありますが、緊急でメンバーを招集。30名を超える部隊となったわがチームですがここまでの規模になったのもお客さまからの支持による売り上げ増を手数でこなしている為。全員へ事の経緯と問題点、意識をしてもらうよう少々強く言いました。
賞味期限の転記はすべて手作業のアナログであり、時間がかかる事でもあります。丁度その機械化、チェックも自動でできる機械の導入を検討していますが、今回のような件が起きた事で、仮に機械導入が出来たとしてもエラーブザーに対して「読み取り間違いかぁ?」「手入力して先に進もう」なんて問題意識のない対応をされたのでは意味がなくなってしまいます。
今回デジタルピッキングと同時に画像認証ハンディターミナルを検討しており、製品に印字されたあらゆる書式の賞味期限などを認識できるマシンです。見積もりで1000万。来期の予算にどのように計上しようか?と、具体性を持たせるための作戦を練っていました。
忙しいからこそ士気を落とさず業務に当たらなければ、このような問題も発生してしまうのだろうなと、リーダーとしての力無さも感じるところでした。
現場ではその個人を責めるような場面もありましたが、いつ誰が同じ場面に遭遇するかわかりません。その時の判断基準を共有し、日々確認をしながら緊張感持って取り組んでいきたいと思います。
やるぞ!!
。
雪の少ない冬となりそうですが、ドカ雪が一発年内にきそうな雰囲気もあります。嵐の前の○○なんでしょうかね。
先週、わが社である事件が起きてしまいました。「賞味期限切れ商品の出荷」です。
安全・安心を謳い、お客様からの支持を頂けての現在の売り上げですが、毎年増収増益の推移をさせていただいている今期は、過去最高益の達成が確定しており、物量も例年にない数量です。
現場はというととにかく忙しい毎日を繰り返しているのですが、ここにきて食品問屋として最大の失態、賞味期限切れ商品の出荷を引き起こしてしまいました。
実際は、営業所へ出荷した商品が賞味期限切れをしており、その営業所からお客様へ届けられる前に発見され差し替えて納品出来たので、ご迷惑をおかけすることは無かったのですが、ここ本社としての信用を損なうような失態。
通常のロケーション(保管棚)に置かれていた賞味期限2015.11.19の商品が2015.12.16に出荷されてしまったのだ。
ISO22000という食品安全の国際規格のマネジメントシステムに取り組んでおり、こうしたハザードに対してOPRP(オペレーションPRP)で管理をしておりました。
それでも出荷されてしまったんですね。
自分に第一報が入った際、現場への事実確認をとると同時に、その先のお客様への対応可能商品の有無を確認しましたが、納期変更という形でお客様へは対応することになりました。
一方現場では、出荷の際にすべての商品の賞味期限を記録しているピッキングリスト・・・・そこに「
ショックでした。過去何度かこのような件が発生していて、その都度対策を講じてきました。実際手間ばかり増えているようにも思えますが、
年2回の棚卸時の賞味期限データ作成
データによる各月の賞味期限リストの作成
翌々月賞味期限商品の別管理(通常ロケーションからはずす)
出荷指示書(ピッキングリスト)への全品賞味期限転記
入荷商品の全品賞味期限転記(入庫可能残賞味を設定している)
ピッキングリストのチェック(転記された賞味期限のチェック)
といった作業を行っている。そうした中で、通常のロケーションに先月賞味期限が切れたものが残っていた事、リストのチェック時に発見されていたものの「年の書き間違いかぁ」とかなんかで修正されそのまま通過していた事といったヒューマンエラーにより問題商品が出荷となってしまったのです。
そもそも今回は冷凍食品で360日の賞味期限があるのに、売れずに残っている事も良くないのかもしれませんが、大体そんなもんで、そこは触れないとして、この賞味期限切れ商品の出荷は致命的だと社内での認識です。
その認識が末端まで浸透されていないからこそ発生したのだろうと思います。
年末の忙しい時期ではありますが、緊急でメンバーを招集。30名を超える部隊となったわがチームですがここまでの規模になったのもお客さまからの支持による売り上げ増を手数でこなしている為。全員へ事の経緯と問題点、意識をしてもらうよう少々強く言いました。
賞味期限の転記はすべて手作業のアナログであり、時間がかかる事でもあります。丁度その機械化、チェックも自動でできる機械の導入を検討していますが、今回のような件が起きた事で、仮に機械導入が出来たとしてもエラーブザーに対して「読み取り間違いかぁ?」「手入力して先に進もう」なんて問題意識のない対応をされたのでは意味がなくなってしまいます。
今回デジタルピッキングと同時に画像認証ハンディターミナルを検討しており、製品に印字されたあらゆる書式の賞味期限などを認識できるマシンです。見積もりで1000万。来期の予算にどのように計上しようか?と、具体性を持たせるための作戦を練っていました。
忙しいからこそ士気を落とさず業務に当たらなければ、このような問題も発生してしまうのだろうなと、リーダーとしての力無さも感じるところでした。
現場ではその個人を責めるような場面もありましたが、いつ誰が同じ場面に遭遇するかわかりません。その時の判断基準を共有し、日々確認をしながら緊張感持って取り組んでいきたいと思います。
やるぞ!!
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