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2015年07月16日

何それ?ハインリッヒの法則

運転免許をお持ちの方なら1度は運転試験場や教習所で学んだことがある「ハインリッヒの法則」・・・・っていわれてもまったく記憶にないのです。皆様はいかがでしょう?自動車安全講習では欠かさず出てくるそうですが。

これって、1つの重大な事故(重傷や死亡事故)の背後には29の軽微な事故(接触など)があり、さらにその背後には300ものヒヤリハット(事故にはならなくても危険を感じた瞬間)があるというものです。おそらく、300に含まれる「ヒヤリハット」はほとんどの方が経験あるんではないでしょうか?

ハインリッヒ.JPG
図ではこんな感じ・・・思い出しましたか。僕はいまだピンときません。

この重大な事故を避けるためには、ヒヤリハットを如何に少なくするか、ということが安全対策の主要な考えになります。そんなわけで、教習所では欠かさず教育に取り込むんですね。

そのために、危険予知トレーニングや、危険予知活動が実施されています。これは、大手の運送会社だけでなく、自社便を持つ卸問屋レベルでも実施すべきでしょうね。安全運転管理者を置く規模ならなおさら・・。

ハインリッヒの法則は、実はこれ以外にも、実は様々な事象に応用されていて、例えば、「クレーム」。一発取引停止!のようなクレームの背後には、29の軽微なクレームがあり、その背後には300もの潜在的なクレームがあるという考え方です。些細なクレームだとしても放っておくと、重大なクレームの引き金となりかねない。つまりはクレームをなくす為には、潜在的なクレームを撲滅させることが早道となるわけです。

しかし、「潜在的」というだけあって、そういったクレームは体で感じることはできません。そもそもクレームは・・・例えば、お店であれば店員とお客様の商品価値に対する認識の差や、店員のお客様に対する無関心さから生じるといわれています。

これを少しでも防止するためにアンケートなどで、顧客の意見を早期に発見したりします。目線をお客様の高さで。これは社会に出てから教わりましたよね、「顧客視点」。

で、家電や車、様々なリコールへ発展するクレームなどを考えると29の軽微なクレームに対し、何も対策を施していなかった・・・そういったことが見えてきませんか?

ここで伝えたかったのは、ここから!ラブフェミ論っていうのがあるらしいんですが、そこでこの「ハインリッヒの法則」が当てはまるというんです。恋愛関係や、その逆の破局にも当てはまると・・・。

相手の嫌な面を300我慢し、それでも我慢できず喧嘩を29やって、もうどうしようもなく嫌になって破局した…というような感じだそうです。

やっぱり思います?ちょっと強引でしょうか?

何か重大なものが起きたとき、その30倍の数の前兆や懸念材料、防止が可能だったものがソコにはあった。さらにその10倍の数の潜在的な問題が山積している。ってのが今回の持論。言い換えただけかもしれませんが、リスクマネジメントをちょうど学習していた流れだったので、こんな解釈になりました。

リスクマネジメントには「未然防止」と「再発防止」の考え方が無ければいけないんだそうです。

まぁまぁドライバーを抱える会社は大変ですよ。凶器を商売道具にしていますから。暑い夏ですが、がんばりましょう。人材不足ですが・・・・。

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