strymonからデュアルアイソレーションを採用した薄型パワーサプライのZuma R300が発売されます。
Zuma R300は、高い技術に裏打ちされたクラス最高の薄型ハイパワーサプライユニットのようです。クリーンで安定した電源をエフェクターに供給でき、そのデザインはOjaiエクステンションユニットで、システムの拡張が可能のようです。
Zuma R300には、5個の高電流出力(各500mA)があるようです。もしも、エフェクターが増えて出力端子の数が5個では足りなくなった場合には、24V出力にOjai XとOR30X(別売エクステンションキット)を接続してアイソレート出力端子の数を増やす事ができるようです。
多くの人気エフェクターは、電池で駆動するように設計されました。電池はもともとノイズを発生しませんし(電源を他と共有していなければ)、グラウンドループによるノイズの影響も受けません。そのため、それらのエフェクターは電源ノイズの対策がされていませんでした。Zuma R300は電池ではありませんが、アナログ回路部に2段階の分離回路を採用しており、AC電源のノイズやグラウンドループによるノイズからの影響を排除してエフェクターの最大限のダイナミックレンジを引き出してくれるようです。また、2ステージのネットワークを採用し、プリ安定化出力、オプトカプラーアイソレート回路、マルチステージフィルタリングによって、リニア電源ユニットよりもクリーンなスイッチング電源ユニットとなっているようです。
Zuma R300の出力端子の内の1つは、9V/12V/18Vの切り替えが可能のようです。これによって、対応しているエフェクターに12Vや18Vを入力するとより広いヘッドルームやダイナミックレンジが得られるようです。ただし、9V専用のエフェクターには、高い電圧を繋いだ瞬間に煙が出たり溶けたりするものもあるので、必ず仕様を確認してから試して下さい。
電源は各国によって異なるため、他の国でプレイする度に電源ユニットを用意する必要がありました。しかし、Zuma R300の電源入力部は100〜240VACに対応しているため、世界中どこでも使用することが可能のようです(適切なIECケーブルが必要)。そして、会場のAC電源ソースがクリーンでなくても、クリーンで安定した電源をエフェクターに供給することができるようです。
Zuma R300の筐体はブルーですが、内に秘めたコンセプトカラーはecoを象徴する「グリーン」のようです。リニア電源のパワーサプライよりも効率が遥かに良く、より多くの電流を供給する事ができ、幅広い入力電圧にも対応しているようです。高さわずか30mmの薄型設計の小型軽量ながら安定した高い電源を供給でき、狭いエフェクトボードの中でも大きな場所を取らないようです。
strymonからデュアルアイソレーションを採用した薄型パワーサプライがでますね。アイソレーションを採用しているのに小型なのが嬉しいですね。パワーサプライを探している人は検討してみてはいかがでしょうか。
Zuma R300の詳しい仕様についてはこちらを参照してください。