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2016年11月09日

HILLEBERG SOULOテント(2016年11月)

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 虎の子テントであるHILLEBERG SOULOテントの紹介です。HILLEBERGはスウェーデンの小さな会社からスタートした純粋なテントメーカーです。はっきり言って、値段が高いのでテント場ではあまり見かけませんが、極めて良くできたテントです。HILLEBERGは、日本国内で言うところの3シーズン用とか4シーズン用テントと言うカテゴリーではなく、独自のBlack Label、Red Label、Yellow Label・・・など色分けの5カテゴリーで使用範囲を決めています。今回紹介するSOULOはRed Labelの製品になり、南極などの極寒地での使用を前提としたBlack Labelの次に位置する環境での使用を前提としたモデルです。当然、積雪期の使用を考えた構造をとっているので、質実剛健な性能を発揮してくれます。 テントの構造としては完全なダブルウォール構造をとっていて、フライを後からかぶせる構造ではなく、最初からフライとインナーが吊り下げによる一体構造を取り、十分な隙間をとって存在する仕組みになっています。ですから外気温に対するタフネスが非常にあります。 まあそんな訳もあるのか、自遊人Jackの使い勝手でも積雪期の使用が結構多くなっています。



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写真左のように山中での冬季ビバークに使ったりしますし、写真右のように雪のない時も使いますが、何かこだわった山行の時に出番が多いような気がします。要するに最近のテントの軽量化による「Light&Fast」の方向ではなく、「Slow&Enjoy」の方向性だと思います。


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フレームとなるポールは全部で3本ですが、そのうちの1本が前室を支える構造になっているので、一般的な長辺に出入り口を持つテントの前室より格段に広い空間を確保することができます。前室はフライ部分が地面にぴったりと密着する寸法になっているので、暴風雪に対して有利であることと、物を置いたり食事の準備をする空間として非常に落ち着いた空間を提供してくれます。これもやはり外気温が低くなる冬季のキャンプで身にしみてありがたいことになりますね。





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HILLEBERGの場合、あまり細かなスペックに触れる必要はないと思いますが、簡単に主要なものだけ紹介することにします。写真左はパッキングした時の大きさをG-LIGHT Xと比較したものです。HILLEBERGのパックは国内メーカーのパックのようにギリギリの大きさではなく、ゆとりのある大きさでできているので大きく見えますが、ザックに入れて圧縮されると気になりません。 やはり重量が一番気になるかもしれません。

HILLEBERG SOULO総重量(本体、張り綱12本、ポール3本、ペグ12本、パック込み):2360g

写真右のようにフレームを構成するポールは3本で、韓国DAC社のFeatherlite NSLを使っています。またジュラのペグが12本同梱されています。



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説明が最後になってしまいましたが、インナーテント部分、アウターテント部分のジッパーアクションや手繰り上げて固定するときのアクションなどが、よく考えられたものになっています。 現場の経験を重視してものづくりをした真面目で好感が持てるテントメーカーですね。

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posted by Jack at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テント
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プロフィール:自遊人のJackです。
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2015年の夏で長らく勤めたサラリーマン生活に終止符を打ちました(依願早期退職)。2016年の夏に百名山を達成し、その後、残っていた3000m峰も登り、一区切りしました。現在は、さいたま市【やまざ器】にて焼き物製作販売・陶芸教室を主催中です。これからも色々なチャレンジを進めていきたいですね。
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